シンガポールではワクチンを2回接種した人以外は、飲食店での食事の同時人数が2人までに制限される。The Straits Timesが報道した。
この新しい規制は7月19日の月曜日から始まる。ファイザーかモデルナのワクチンを完全に接種している人であれば、特定の飲食店で5人グループまで許可されることになる。これらの飲食店には客のワクチン接種状況をチェックするシステムが必要だ。
ワクチン接種済みでなくとも、有効な陰性証明書や過去270日以内にCOVID-19から回復した人も同様の措置を受けることができる。また12歳未満の子供の場合は5人のグループに人数としてカウントされずに参加できる。
ただしホーカーセンターやフードコートなどSafe Entryチェックインを実施しない飲食店の場合は、接種状況の確認が困難なことからグループ人数は2人までに制限される。
Safe EntryはCOVID-19感染者が出た場所を特定し、その場にいた人すべてにSMSで健康リスクの警告通知を送るシステムだ。該当者は指定された検査センターで検査を受け、陰性が出るまで自己隔離することが義務付けられている。
シンガポールでもワクチン接種済みを対象としたグリーンパス構想が始まることになるようだ。ワクチンの供給に問題がないシンガポールだからこその試みと言えるが、どこまで効果を上げられるかは不透明だ。✒
