シンガポールのKTVラウンジは、20~50代の男性に人気のある飲食店だ。彼らは集団感染の増加にも関わらず足を運ぼうとする。The Straits Timesが報道した。
一部のKTV常連客が7月14日水曜日に最後の夜を楽しもうと計画していたことが分かり、シンガポール当局は4つのKTVラウンジを閉鎖すると発表した。これらのラウンジは安全な距離が保たれないまま運営されていたという。
KTVラウンジはバスケットコートほどの大きさで、100人もの常連客がいることで知られている。通常のチェックイン設定は入口に配置されているが、常連客は追跡を恐れて使用せずに入店しているという。マスクなしの店員に迎えられたことも分かった。
1人の店員が同時に4~10人の常連客を相手にすることもあるようだ。店員には主に2種類いて、短期訪問者のみで構成されるグループと長期パスの所有者もしくは居住者で構成されるグループがある。後者は2つ以上のラウンジを掛け持ちすることもある。
信じられないようなシンガポールの実情が露わになった形だが、こうした店舗を野放しにしたままコロナとの共存を模索していたのが事実であれば認識が甘かったと言わざるを得ないだろう。感染がどこまで広がるか見通せないのが最大の問題だ。✒
