HDBは、建設遅延の影響を受けたBTO(Build To Order)の住宅購入者に対してペナルティと1年間の待機期間を免除する。The Straits Timesが報道した。
国家開発省(MND)は月曜の議会で、BTOの予約をキャンセルして当座の住宅ニーズを満たすためにリセール市場を当たる購買者が存在する可能性があると話した。
「COVID-19の状況を踏まえて、ペナルティを放棄することを検討中だ」とMNDは述べた。
通常住宅購入予約をキャンセルする場合には、500ドルから2,000ドルの範囲のオプション料金、もしくは事前に支払われた購入価格の5%が没収されることになる。さらに別のBTOあるいは助成金付きの住宅を申請する前に、1年間待つ必要がある。
購入者の求めが受け入れられた場合、HDBは金銭的ペナルティと1年間の待機期間を免除することになった。多くのBTOプロジェクトは、COVID-19対策の国境管理による人手不足で最大1年以上の遅延が発生している。
厳しい国境管理を続けるシンガポールだが、建設業の人材を海外に依存していることから思わぬ障壁にぶつかることになった。キャンセルした所で他のプロジェクトも思うように進まず、既存のリセール市場に人々が殺到するようになるかもしれない。✒