その家族は2人の男の子が生まれるまで、子供を授かり続けた。1人の女の子は別の家族に譲られることになったという。South China Morning Postが報道した。
中国西部の四川省安岳件の政府担当者が、家族への罰金を260万元から9万元(13,928ドル)に減額したとJiemian Newsで報道された。50歳の男性はLiuと呼ばれ、2006年と2010年に2人の男の子をもうける前に元妻と5人の女の子をもうけたという。
彼らは2人の息子の間にもう1人女の子をもうけたが、あまりにも財政的圧力が強すぎることから他の家族に譲ったと報告書では述べられている。
中国の家族計画法では、許可された数を超える子供がいる世帯は罰金もしくは社会的支援料金を支払う必要がある。急速に高齢化する社会への懸念を受けて、四川省の関連規則はいくつかの改正を経てきた。
2019年、彼らは最後の3人の子供に対して合計260万元を支払うように命じられた。「彼らはそれほどのお金を払えないと知っているが、法律に違反したのは事実だ」と地元政府関係者は述べた。家族計画部門の3人のディレクターは、彼に罰金支払いをさせなかったことで同じように罰せられたという。
結局弁護士を間に挟み、分割払いの上で罰金自体を9万元に引き下げることで最終決定したとのことだ。「子育てと日常生活の費用を差し引いた後、できるだけ多くのお金を払うつもりだ」とLiuは述べた。
何とか支払える規模の罰金だけで済んだようだが、子供が増えると犯罪になるという法律の恐ろしさがよく分かる事例となった。これでは容易に子供をもうけようという気になれず、少子高齢化はますます進んでいくだろう。✒