テスラの記事一覧

    テスラモデルYが「ムーステスト」に合格する

     テスラモデルYがムーステストと呼ばれる回避操作テストに合格し、SUVとしての敏捷性を示した。Electrekが報道した。  ムーステスト(Moose test)は、特定の車両が大きなムースのように車線上の障害物を回避できるかどうかを確かめるテストだ。電気自動車は低重心の設計となることから、これらのテストで非常に優れたパフォーマンスを発揮する。  今回のムーステストはスペインの自動車雑誌km77が実施した。4年前にはテスラモデルX、2年前にはモデル3を同じようにテストしている。 https://www.youtube.com/embed/gczso5OoM88  km77によれば、最初の反応やスピード、運転のしやすさなどを考えるとテスラモデルYは最高の車の1つに数えられるという。チームメンバーの1人は、時速82kmで走行した際カラーコーンに一切触れることなく通過することができた。  モデルYは実際にはSUVではないと主張する人もいる。モデル3やフォードFocusなどのセダンタイプに匹敵する俊敏性を持つという。  動画を見れば分かるように、ムースのように柔らかな動きをしつつ上手にカラーコーンを避けられた。他の車種の動画とも比較すると性能の高さがより理解できるかもしれない。✒

    テスラが2023年にハンドルのない電気自動車を発表する

     テスラCEOのイーロンマスク氏は、2023年に出る電気自動車にはハンドルさえもないかもしれないと示唆した。Electrekが報道した。  テスラは完全な自律型である25,000ドルの電気自動車を製造する、とイーロンマスク氏は昨年のTesla Battery Dayで述べた。  テスラの新しいバッテリーセル製造の取り組みによりコストを50%以上削減し、この価格目標を達成することができるという。正式名称ではないが「テスラモデル2」と呼ばれている。  イーロンマスク氏は昨夜開催された全体会議で、従業員に「ハンドルとペダルは必要なのか」と問いかけたという。ただしテスラは2019年にハンドルとペダルがない自動車の画像を発表していて、2年以内に製造が可能と話していた。  2019年から数えれば4年以内にということになるが、目標が多少遅れる程度で実現化できるならば素晴らしいことだ。工場がある中国の動向にも左右されると考えられる。✒

    テスラはガソリン車よりもコストが低くなる

     エネルギー省(DOE)の報告によれば、テスラなど電気自動車の維持費は低くなるという。Forbesが報道した。  「電動自動車はすべてのサイズで内燃エンジンの自動車よりもメンテナンスと修理のコストが低くなる」とDOEのArgonne National Laboratoryがレポートで述べている。  ICEVと比較したHEV、PHEV、BEVの1マイル当たりのメンテナンスコストはそれぞれ7%、11%、41%であった。エンジンオイルやトランスミッションサービスなどの面ではBEVのコストはゼロであった。BEVとはいわゆるEV全般を指す。  レポートの対象となった自動車はテスラモデル3、モデルS、トヨタプリウス、シボレーVoltとBolt、日産リーフ、BMW i3、VW Golfとe-Golfだ。  ただし商用車の場合は、充電に時間がかかることからコストを押し上げる可能性があるとされているようだ。商用EVの追加バッテリーも気にすべき点となる。  自家用車として電気自動車を持つならば、燃料費の他に修理費も抑えることができると分かった。災害時の電源となってくれる点も見逃せない。✒

    中国がアフリカで電気自動車バッテリーの原料を買い占める

     多くの中国企業がコンゴ民主共和国での事業に関心を持っている。同国で産出されるコバルトが電気自動車バッテリーの原料となるからだ。South China Morning Postが報道した。  中国工業大手のChina Molybdenum Company(CMOC)は、コンゴ民主共和国にある巨大なTenke Fungurume鉱山で銅とコバルトの生産量を2倍にする25億1,000万ドルの計画を発表した。  Huayou Cobalt、Chengtun Mining、China...

    テスラのイーロンマスク社長がドイツのベルリンを訪問

     テスラのイーロンマスク氏がプライベートジェットでベルリンに到着した。ブランデンブルク州での工場建設が遅れているらしい。Bloombergが報道した。  メルケル首相は間もなく退任となるが、テスラは後任に向けてアピールをしたいように見える。現在工場を建設しているブランデンブルク州の経済大臣Joerg Steinbachらとの会合を持ったようだ。  Bloombergはまた、ドイツ与党のCDU党首ラシェット氏が近くテスラの未完成の工場を訪問するとしている。メルケル首相の後釜とも言われている人物だ。  建設が遅れた理由は当局の規制とされているが、詳しいことは分かっていない。工場の遅れに関する釈明をするのか、あるいは逆にドイツ当局に規制を取り払うようテスラが訴えることになるのか。  テスラは最近発令されたバイデン政権の大統領令により恩恵を受けるとされている。2030年までに米国の売上高の50%を電気自動車、水素燃料電池車、プラグインハイブリッド車で占めるようにする目標を設定した。ドイツの工場は生産台数増加への道筋となるだけに、社長自らプライベートジェットで向かったものと思われる。✒

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    テスラが中国のGanfengとリチウムバッテリー供給契約を結ぶ

     Ganfeng Lithium Coはテスラと契約を結び、2022年から24年まで水酸化リチウムバッテリー製品を供給すると月曜に明らかになった。  Ganfengは詳細を開示しなかったものの、実際の数量と価格についてテスラからの発注書に言及した。この契約はテスラとの長期的で安定した協力を強化するために有益であるとも述べた。

    テスラはまだHertzとの契約書に署名していないとイーロンマスク氏が明らかに

     レンタカー企業のHertzが大規模な取引について発表してから1週間が経過したが、テスラCEOのイーロンマスク氏はまだ契約を結んでいないと表明した。これによりテスラ(TSLA)の株価や5%急落して1,146ドルになった。  マスク氏は月曜遅くに「Hertzに基づいた情報だとすれば、まだ契約が結ばれていないことを強調したい」とツイートし慎重な姿勢を見せた。  ただし「Hertzとの取引は我々の経済には影響を与えない」とも付け加えた。  テスラとHertzは双方ともコメントには応じなかった。  HertzのCEOであるMark Fieldsは先週、注文に含まれるのは多くがモデル3だと明らかにしていた。モデル3の価格が44,000ドルから始まると考えれば、注文全体の価値は約44億ドルとなる。

    アップルがiPhone 13の生産を優先しiPadを後回しにする

     アップルはiPadの生産量を減らすことを決めた。日経アジアが明らかにした。世界的なサプライチェーンの停滞を受け、iPhone 13の販売に支障が出ないようにリソースとコンポーネントを優先的に割り当てることにした。  だがiPadの需要はパンデミックにより増加している。昨年は6.7%増の5,320万台のデバイスが販売され、世界のタブレット市場の3分の1を占めた。  iPhone 13シリーズはiPad miniと共通のチップセットのA15 Bionicが搭載されている。今回の減産により四半期のiPadの収益に影響が出る可能性をアップルは認識しているようだ。  アナリストはアップルの決定にさほど驚いていない。iPhoneが優先されるのは当然だとCounterpoint Researchの技術アナリストBrady Wangは話す。アップルのスマートフォン販売数は年間2億台以上であり、アップルのエコシステムの中心軸となっている象徴的な製品だからだ。

    アップルのHomePod miniが5色展開で購入可能に

     HomePod miniは印象的なサウンドを提供しながら、iPhoneとシームレスに連携し、Siriのインテリジェンスも備えている。スマートホームの基盤となるだろう。  HomePod miniは白とスペースグレーに加えてオレンジ、黄色、青の大胆な新色を展開させた。あらゆるスペースで個性的なスタイルを表現するためだ。価格はわずか99ドルとなる。  3.3インチの高さのHomePod miniは、小さなサイズのスピーカーで予想外に大きなサウンドを提供するための革新的な機能を搭載している。計算されたオーディオにより豊かで詳細な音響体験を提供し、あらゆる角度から素晴らしいサウンドを実現する360度オーディオで部屋を充実させる。  複数のHome Podスピーカーを使用すれば、ユーザーは家中で同じ音楽を再生したり、ステレオペアを作成して没入感を体験することができる。Apple Musicともシームレスに連携する。  iPhone 13 ProはHomePod miniと相互作用する。何が再生されているかを確認したり、パーソナライズされた音楽リストを提案したり、iPhoneが近くにあると自動で音楽を再生したりもできる。

    SpaceXのハロウィーン打ち上げが天候により延期される

     SpaceXはハロウィーンの日曜日に4人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに打ち上げる予定だったが、NASAとの協議の結果大西洋の気象条件が思わしくなかったことから今週水曜に延期されたようだ。  NASAの報道官は打ち上げが11月3日水曜日の午前1:10ETになったとツイッターで発表した。ケネディ宇宙センターで行なわれる予定だ。  今回打ち上げられる宇宙飛行士は軌道に入り、既に働いている7人のメンバーと合流して科学ミッションに従事することになる。SpaceXにとって4番目の有人ミッションであり、民間宇宙飛行全体では5番目だ。  SpaceXが今回使うドラゴン宇宙船は合計30回の打ち上げに使われ、最大7人の乗員を運ぶことができる。そのまま宇宙ステーションにまで到達できる最初の民間宇宙船となっている。