テスラのイーロンマスク氏がプライベートジェットでベルリンに到着した。ブランデンブルク州での工場建設が遅れているらしい。Bloombergが報道した。
メルケル首相は間もなく退任となるが、テスラは後任に向けてアピールをしたいように見える。現在工場を建設しているブランデンブルク州の経済大臣Joerg Steinbachらとの会合を持ったようだ。
Bloombergはまた、ドイツ与党のCDU党首ラシェット氏が近くテスラの未完成の工場を訪問するとしている。メルケル首相の後釜とも言われている人物だ。
建設が遅れた理由は当局の規制とされているが、詳しいことは分かっていない。工場の遅れに関する釈明をするのか、あるいは逆にドイツ当局に規制を取り払うようテスラが訴えることになるのか。
テスラは最近発令されたバイデン政権の大統領令により恩恵を受けるとされている。2030年までに米国の売上高の50%を電気自動車、水素燃料電池車、プラグインハイブリッド車で占めるようにする目標を設定した。ドイツの工場は生産台数増加への道筋となるだけに、社長自らプライベートジェットで向かったものと思われる。✒