上海の小学生は算数と中国語の適正のみで最終試験を受けることになる。一方で英語は引き続き評価される必要はあるともしている。South China Morning Postが報道した。
上海市の教育委員会が先週発表した通知によれば、英語試験は3年生(約9歳)と5年生(約11歳)のみに限定されることになる。この変更は中国の小学生の負担を軽減するための全国的なキャンペーンに対する地方自治体の動きとなる。
上海当局は2004年にも英語の試験を禁止したが、多くの人が無視して勉強を続けた。英語は上海の学生にとって主要な科目だからだ。
「当時の主な目的は、試験負担の軽減にあった。しかし一部の学校は学期終了前に英語の宿題を与え、独自に試験も実施した」と21世紀教育研究センターの副所長であるXiong Bingqiは述べた。
他の中国の地域は3年生から英語を学び始めるが、上海では1年生から学ぶ。中国の教育当局は、1980年後半から若い学生に対する負担を減らすための改革を推進してきた。ここ最近の教育改革の中で、私立塾が組織を中国政府に明け渡すよう求められていると報告されている。
教育改革の一環とは言え、中国当局が英語を狙い撃ちした意図は不明だ。私立塾への大規模な規制を踏まえれば、中国は徐々に英語を必要としない国になろうとしているのかもしれない。✒