テスラの記事一覧

　テスラ モデルS Plaidはわずか1.99秒で99km/hにまで加速できる。イーロンマスク氏は称賛されることを望んでいたが、予想外の価格上昇で批判の対象となった。Marcaが報道した。 　イーロンマスク氏は当初このモデルの価格を119,990ドルとしていたが、その後129,990ドルに値上げされている。モデルS Plaidには合計1,000馬力以上の3つのモーターが含まれている。 　イーロンマスク氏はこの新しい車がテスラの中で最も速いという約束を守った。停車時から99km/hまでわずか1.99秒で達することができ、2秒以内の加速テストをクリアした。モデルS Plaidの名前の由来は「星が格子状（Plaid）に見えるほど速い」という意味だそうだ。 　イーロンマスク氏によれば1回の充電で390マイル（約628km）走行可能だが、デュアルモーター構成ならば412マイル（約663km）にまで伸びるという。モデルS Plaidの空調システムを動かす新型のヒートポンプが、寒冷地における航続距離を30%以上伸ばしバッテリーの劣化を防ぐそうだ。 　99km/hに達するまでの時間が2秒を切った自動車は他に存在しないとのことで、誰もがそのスピードを試してみたくなるはずだ。電気自動車の機能もさることながら、ガソリン車よりも速いスピードまでもを実現させた珠玉の1台と言えよう。✒

　技術系ニュースサイトのThe Informationによれば、テスラの中国での注文は5月に急減して9,800台になった。4月には25,845台、3月には35,748台売れていた。この劇的な落ち込みで、テスラの今年の中国での出荷台数が過去最低になる可能性がある。 　テスラはリコールや安全性の問題、中国当局からの厳しい尋問などを経て困難な数カ月を過ごした。だが"ハネムーン"の時期が終わったとするのは時期尚早だ、と北方工業大学の自動車産業イノベーション研究センターのアナリストDavid Zhang氏は述べる。広州に本社を置く競合のXpengは5月に5,686台、上海のNIOは6,711台納入した。売上高は他の電気自動車メーカーより依然として多い。 　The Informationのレポート直後にテスラの株価は5%以上急落した。 　テスラは品質問題が理由で中国で700台以上をリコールした。これには衝突の際のシートベルトの問題やタイヤの問題、さらには衝突の危険性を高めるボルトの緩みが含まれると規制当局は述べた。 　テスラの販売台数急減はショッキングな出来事と言える。中国市場への依存度が高まっていたことが企業のリスク要因になっていた。品質で中国企業に負けるような事態は想定しにくいものの、ここで勢いが止まり没落していく可能性もある。 Source: South China Morning Posthttps://www.scmp.com/business/china-business/article/3136068/teslas-love-affair-china-will-weather-recent-sales-slump

　テスラの一部モデルの価格はサプライチェーンの問題の影響で上昇している、とCEOのイーロンマスク氏は語った。テスラは今月初めにモデル3とモデルYの価格を引き上げた。世界の自動車業界は、コンピューターチップの不足によって大きな打撃を受けている。 　モデルYのランバーなどの機能を削除するにも関わらず、価格を引き上げることに対するユーザーの不満に対する返信として述べた。「業界全体の圧力、特に原材料の問題により価格が上昇している」と付け加えた。 　半導体不足により、2021年の世界の自動車産業は1,100億ドルもの損失を出すことが予想されている。すでにフォードやGMなど一部メーカーは収益予想を数十億ドル引き下げた。テスラもまた半導体不足の影響を逃れられていない。モデルSプレイドの納期が1週間遅れたとマスク氏はツイートした。 　テスラは現在、コンピューターチップの代金を前払いすることで交渉中だという。独自のバッテリーセルを製造する計画も発表し、ネバダ州にリチウムを採掘するための土地を購入した。 　テスラ製のバッテリーが登場すれば同業他社にとって大きな打撃となるはずだ。ここ最近の部品供給不足の流れを受けて、自動車企業がバッテリーの内製化をする垂直統合の流れが作られ始めるかもしれない。 Source: Business Insiderhttps://www.businessinsider.com/elon-musk-tesla-price-increases-result-of-supply-chain-disruptions-2021-5