ツイッターのCEOジャックドーシー氏は、ビットコインが将来的に会社の大部分を占めるようになるだろうと話した。TechCrunchが報道した。
ジャックドーシー氏は何年にも渡りビットコインを支持している。仮想通貨を既存のTwitter製品やサービスに統合する機会があると考えているようだ。これにはコマースやサブスクリプション、Tip Jarやスーパーフォローなどが含まれる。
ビットコインはしばしばインターネットの黎明期を思い起こさせる、とドーシー氏は公で話している。Jay-Zと2,360万ドルのビットコインファンドを設立し、ビットコインを介してドーシー氏がCEOを務めるもう1つの会社スクエアを分散型金融サービス市場に導く計画を発表している。
ドーシー氏はTwitterの将来の重要な3つのトレンドとしてAI、分散化、そしてビットコインを挙げた。第2四半期の決算発表で投資家に向けてビットコインを宣伝し、インターネットにおける”native currency”になるための最良の候補だと説明している。
スクエアは2020年にビットコインを5,000万ドル分購入したが、その価値は2021年2月には2億5,300万ドルにまで膨れ上がっている。今年さらに1億7,000万ドルを購入したとも明らかにしている。
「インターネットにグローバル通貨があれば、地球上すべての人にリーチできる。市場ごとのアプローチを採用する必要はない。ソーシャルメディアをより分散化し、より多くの経済的インセンティブを提供することを考えると、通貨だけでなく多くのイノベーションが生まれるだろう」
ツイッターの担当者によれば、ドーシー氏が具体的にTwitterのサービスラインナップにビットコインを統合すると公に話したのはこれが初めてだという。
ツイッターとスクエアの両輪を持つジャックドーシー氏の壮大な構想が、第2四半期の最高だったツイッターの決算発表と共に明らかにされたことになる。具体的な統合方法についてはまだ分かっていないものの、期待感が高まる発表となったのは間違いないだろう。✒