11月 23, 2025

    ニューヨークのリッツカールトンホテルが海外投資家に販売される

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    香港の欠陥マンションの失態は十分に調査するべき

     South China Morning Postに寄せられた読者からのレターによれば、香港当局はThe Pavilia Farm IIIの欠陥を十分に調査すべきとのことだ。  香港行政府は、2013年に住宅用不動産条例が施行された時に未完成および完成した不動産の販売における透明性と公平性を高めることを約束した。  不動産の購入者は通常開発者との法廷闘争に持ち込むだけの時間的、金銭的な余裕を持ち合わせていない。何か論争が起きた場合でも、開発者自身が残したオプションを選択することしかできなかった。  今回の新世界発展が共同開発者となったThe Pavilia Farm IIIにおいて、香港の住宅不動産当局が静けさを保っているのは残念だ。安全上の理由からマンションを撤去して再建するのは今回が初めてのことであり、軽視すべきではないとレターは述べる。  該当の物件は現在も販売が続いているとのことだが、確かに大きな欠陥の割には特に処罰もなく補償の内容も企業に任せたままとなっている。香港では中国と同じく消費者や購買者が保護されないといういい悪例になったようだ。✒

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     豪州の住宅市場の牽引者は今や中国人ではなくなったようだ。South China Morning Postが報道した。  2015年にシドニー郊外のChatswoodで外国人の住宅購入者を非難する抗議デモが起きた。"Keep the Aussie dream alive, We...

    なぜ世界の機関投資家は日本の不動産を選ぶのか

     高齢化社会や人口減少の懸念よりも、価値上昇の方が強まると機関投資家は判断しているようだ。South China Morning Postが報道した。  COVID-19の感染拡大やリモートワークによる都市部の空洞化といった懸念を抑えて、日本の住宅不動産市場が世界の機関投資家から選ばれるようになった。  Savills Investment ManagementはJapan Residential Fund IIの下で最近東京中心部や郊外、大阪中心部などの住宅市場で10の物件を取得した。合計金額は240億円(2億1,800ドル)にもなる。また4月から5月の間には、代々木上原や池袋、池尻大橋などで4つの資産を取得した。  フランスの保険大手AXAのオルタナティブ投資ファンドであるAXA...

    シンガポール企業家の妻が4,000万ドルの豪邸を購入する

     ライドシェアのGrab共同創設者Anthony Tanの妻は、シンガポール第10地区のBin Tong Parkの高級住宅を購入したという。The Straits Timesが報道した。  Anthony Tanの妻Chloe Tongは、Bin...

    香港の欠陥マンション購入者に対する補償が発表される

     香港デベロッパー新世界の補償が不動産価値を下げ、さらには住宅ローンの選択肢も減らしてしまうことになるようだ。だがそこまで大きな影響は及ぼさないという。South China Morning Postが報道した。  欠陥工事によりThe Pavilia Farm IIIの2つのタワーを取り壊すことになり、顧客への補償を開始することになった。該当の852戸を購入した顧客のうち半数以上が現金支払いを選択し、残り417人が建設完了後に支払うことにしていた。  新世界発展によれば、現金で支払う顧客は資産価値の最大7.6%に該当する補償を受け取り、建設後の支払いを選択した顧客は38万香港ドル(約48,900ドル)を受け取ることになる。  Starpro Agencyの創設者Raymond Chongによれば、この補償と建設の遅延により住宅ローンが再評価される可能性があるという。該当の欠陥タワーとなったブロック1と8については2024年3月まで9カ月遅れる。ただし購入価格が676万香港ドルから2,400万香港ドル(約87万~310万ドル)となることから、そういった事態が発生する可能性はごくわずかだと付け加えた。  新世界の広報担当者によれば、残りの5つのタワーについてはすべての香港の規制に準拠しているようだ。プロジェクトが完成するのは2023年で、3つのフェーズを経て7つのタワーが建設され合計3,090のユニットが供給されるという。  Centaline Mortagage...

     細分化されたペントハウスのオーナーは、年間最大で120泊することが可能だ。インドや香港などの購買層を惹き付けることが期待されている。South China Morning Postが報道した。

     カスタムデザインの設備、Mieleの高級電化製品、豪華なバスルームなどのアメニティが備わったリッツカールトンレジデンスを部分的にでも所有できたら、休暇でニューヨークを訪れている最中だけ滞在するのには役立つだろう。

     The Ritz-Carlton NoMadは28th StreetとBroadwayに位置する新しいプロジェクトで、176mのタワー最上階にあるペントハウスの2ベッドルームの一部を利用できる。リッツカールトン側がホテルとして使用していない間は、レンタルプログラムの利用者に開放される仕組みだ。

     「ミニバーや専用のバスルーム、ワードローブなどを備えたスイートルームだ」とニューヨークのChristie’s International Real EstateのエージェントNic Botteroは述べる。

     COVID-19のパンデミックにより、どこからでも仕事ができる社会になった。大都市から移住して不在時に貸し出したり、休暇の時だけ戻ってきたりという需要に答えられる。米国の他にインドや香港などの投資家がプロジェクトへの関心を寄せているという。

     細分化されたスイートでも価格は非常に高い。2ベッドルームは660万ドルから、1ベッドルームは350万ドルからとなる。ホテルのスイートルームとして貸し出す場合には、標準的なニューヨークの高級ホテルの1泊の料金が得られるという。上手に運用できれば悪くない投資とは言えそうだ。

     広さは911m2から1,848m2となる。今年後半の開始を予定しているようだ。パンデミックにより自国以外の投資から遠ざかっている海外の購買層にとっては大きな機会となるだろう。✒