細分化されたペントハウスのオーナーは、年間最大で120泊することが可能だ。インドや香港などの購買層を惹き付けることが期待されている。South China Morning Postが報道した。
カスタムデザインの設備、Mieleの高級電化製品、豪華なバスルームなどのアメニティが備わったリッツカールトンレジデンスを部分的にでも所有できたら、休暇でニューヨークを訪れている最中だけ滞在するのには役立つだろう。
The Ritz-Carlton NoMadは28th StreetとBroadwayに位置する新しいプロジェクトで、176mのタワー最上階にあるペントハウスの2ベッドルームの一部を利用できる。リッツカールトン側がホテルとして使用していない間は、レンタルプログラムの利用者に開放される仕組みだ。
「ミニバーや専用のバスルーム、ワードローブなどを備えたスイートルームだ」とニューヨークのChristie’s International Real EstateのエージェントNic Botteroは述べる。
COVID-19のパンデミックにより、どこからでも仕事ができる社会になった。大都市から移住して不在時に貸し出したり、休暇の時だけ戻ってきたりという需要に答えられる。米国の他にインドや香港などの投資家がプロジェクトへの関心を寄せているという。
細分化されたスイートでも価格は非常に高い。2ベッドルームは660万ドルから、1ベッドルームは350万ドルからとなる。ホテルのスイートルームとして貸し出す場合には、標準的なニューヨークの高級ホテルの1泊の料金が得られるという。上手に運用できれば悪くない投資とは言えそうだ。
広さは911m2から1,848m2となる。今年後半の開始を予定しているようだ。パンデミックにより自国以外の投資から遠ざかっている海外の購買層にとっては大きな機会となるだろう。✒
