アップルの記事一覧

    アップルの昔懐かしいMac OSのウィジェットを再現したサイト

     開発者のZane Kleinbergは、アップルのクラシックなダッシュボードウィジェットを完全に再現するWebサイトを発表した。Gizmodoが報道した。  アップルは2019年にそのウィジェットを完全になくしてしまったが、開発者のKleinbergはそのウィジェットが完全にHTML、CSS、およびJavaScriptで作成されていることを知ったという。そのウェブサイト(https://zzanehip.github.io/Dashboard/)では、世界の時計、電卓、スライディングパズル、メモパッド、単位変換機の5つが用意されている。  このWebサイトはデスクトップとモバイルの両方でアクセスできるが、最高の体験を得るためにはデスクトップを勧めたい。Kleinbergによれば、そのプロジェクトはまだ完了していないという。  「人々に懐かしさを感じさせるソフトウェアを復活させることは、美しいことだ。私は毎日これらのウィジェットを見て育った」  実際に使ってみると、本当にウィジェットと同じような見た目や動作をすることに驚かされる。OSは一度更新すると巻き戻せないからこそ、こうした取り組みは世界中から歓迎されるだろう。✒

    中国で配車サービス大手の滴滴がアプリストアから削除される

     中国のアプリストアから配車サービス大手の滴滴が削除された。規制当局がセキュリティ監査を実施した2日後の話だった。KrAsiaが報道した。  6月30日にニューヨーク証券取引所に上場したすぐ後、中国サイバースペース管理局(CAC)によって調査されることになった。中国の国家安全保障法とサイバーセキュリティ法を適用し、新しいユーザーの登録を受け入れることを禁じた。既存のユーザーは引き続き利用できるという。  この調査は滴滴のユーザーデータの取り扱いに関連しているようだ。電話番号、支払い情報、位置データ、および旅行記録を収集して乗車サービスを提供する。認証用のIDカードも追加情報で提供する。  滴滴の副社長であるLi Minは、データを米国と共有することは「絶対に不可能」とWeiboで語った。悪意のある噂を生み出すメディアや人物に対して法的措置を取ると述べた。Liが米国の特定の政府や企業、個人を指すかどうかは分かっていない。  アップルの企業開発担当副社長のAdrian Pericaは滴滴で独立取締役を務めている。アップルは2016年5月に滴滴に10億ドルを投資した。アップルのWebサイトに掲載されている経歴によれば、Pericaは2009年にアップルに入社する以前はGoldman SachsとDeloitteで働き、米陸軍の将校であったという。  Uberも滴滴の株式を所有している。2016年8月に滴滴がUberの中国事業を買収したことと引き換えに、Uberは同社の20%の株式を取得した。だが今年の第1四半期には持ち株を減らし、現在は14%になっているという。  米国企業や米国人との密接な繋がりを当局が問題視したのかもしれないが、そうであるならば中国の大半の企業が個人情報保護に違反していることになる。過剰な取り締まりはむしろ中国経済を衰退させるだけだろう。✒

    iPad OS 15はウィジェットとクイックノート機能が秀逸

     新しいバージョンのOSは、これまで以上にカスタマイズ可能で柔軟な機能をiPadで提供するようだ。Engadgetが報道した。  iPad OS 15のパブリックベータ版はまだ進行中ではあるが、基本的なiPadエクスペリエンスを維持しながら、以前よりも柔軟にカスタマイズすることを可能にしている。  最も明らかな変更は、ウィジェットがホーム画面に表示されるようになったことだ。iPadユーザーはウィジェットを好きな場所に固定できるようになった。ホーム画面に表示するアプリを選択することもできる。あまり使用しないアプリをライブラリに入れて非表示にし、仕事やエンターテイメント、ゲームなどのために画面をキュレートできる。  Engadgetの記者が実際のホーム画面を見せたが、アプリを6つしか残さず他はすべて下部のバーとウィジェットで表示している。これにより必要な情報をすべてホーム画面に集めることができるようになった。  クイックノート機能も重要だ。画面右下の隅からスワイプすると、新しいメモがすぐに呼び出される。思い付いた物をすばやく入力できる。目的が完了したら、メモをスワイプすることですぐに削除できる。入力にはApple Pencilを使用できるが、当然キーボードでも入力できる。設定次第では同じノートに追記し続けることも可能だ。  マルチタスク機能は、WWDCでも大きな注目を集めていた。基本的なマルチタスクエクスペリエンスは過去のものと同様だが、アプリを同時に2つ表示して共有することもできる。設定によりアプリを全画面表示、スライドオーバー、分割表示と使い分けられる。  iOS 15での機能追加は大きな動きになりそうだ。ウィジェットもそうだが、クイックノート機能で思い付いたアイデアを忘れずにメモすることができる。iPadの使い道が広がりそうな機能追加と言える。✒

    インテルとアップルがTSMCの3nmチップを最初に使用する

     アップルのiPadは、このテクノロジーを最初に利用する可能性がある。Engadgetが報道した。  日経新聞によれば、アップルとインテルはTSMCの3nmプロセスでチップ設計をテストしている。インテルは次世代のノートブックやデータセンターでチップを使用し、アップルは将来のiPadで市場に出す可能性があるという。  台湾を拠点とするTSMCは、早ければ来年にも両社のプロセッサ製造を開始する予定だ。  TSMCは現在アップルのiPhone 12用に5nmのチップを製造していて、2022年には次世代のAMD Zen4のチップを製造する予定だ。下半期には3nmの大量生産を目標にしているという。同じ電力レベルで10~15%高いパフォーマンスを提供し、さらに電力を25~30%削減するとしている。来年発売されるiPhoneはスケジュール上の理由から4nmになるようだが、iPadは3nmチップを搭載した最初のデバイスになると言われている。  日経によれば、TSMCはアップルよりもインテル向けに多くのチップを生産するつもりのようだ。過去数年間でAMDやNvidiaに奪われたシェアを取り戻すためだという。AMDは次世代のZen 4プロセッサでは5nmを利用する予定であることから、インテルはAMDを技術で打ち負かす可能性がある。  3nmプロセッサのiPhoneへの搭載は来年以降ということで、あと2年以上待つ必要があるようだ。iPadでどの程度性能が向上するかに注目が集まる。✒

    Mac OSのアップデートでiPhoneとの統合がシームレスになる

     ほとんどの人がMac OSのアップデートを遅らせるが、Mac OS 12(Monterey)はiOS 15と連していることから、iPhoneと同時に更新するのは理にかなっているという。Gizmodoが報道した。  Mac OS Montereyの機能はiPhoneから移行されることになる。アップルの画面アイコンカスタマイズ自動化アプリは、2018年にiPhoneでリリースされた後Macにも登場した。FaceTimeは映像の視聴、画面共有のためのSharePlayで大幅にアップグレードされる。Safariの外観も新しくなった。  Mac OS Montereyは誰でも試せるパブリックベータ版として利用できるようになった。M1 iMacで使用しているが、安定性に問題はないとGizmodoは述べる。念のためバックアップを取り、普段使わないデバイスで試すことが推奨される。互換性のあるMacは2015年初頭以降のMacBook AirやMacBook Pro、2015年後半以降のiMac、2017年以降のiMac Proなどだ。  iOS 15との連携性がアピール材料とのことだが、現段階ではMac OS...

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    テスラが中国のGanfengとリチウムバッテリー供給契約を結ぶ

     Ganfeng Lithium Coはテスラと契約を結び、2022年から24年まで水酸化リチウムバッテリー製品を供給すると月曜に明らかになった。  Ganfengは詳細を開示しなかったものの、実際の数量と価格についてテスラからの発注書に言及した。この契約はテスラとの長期的で安定した協力を強化するために有益であるとも述べた。

    テスラはまだHertzとの契約書に署名していないとイーロンマスク氏が明らかに

     レンタカー企業のHertzが大規模な取引について発表してから1週間が経過したが、テスラCEOのイーロンマスク氏はまだ契約を結んでいないと表明した。これによりテスラ(TSLA)の株価や5%急落して1,146ドルになった。  マスク氏は月曜遅くに「Hertzに基づいた情報だとすれば、まだ契約が結ばれていないことを強調したい」とツイートし慎重な姿勢を見せた。  ただし「Hertzとの取引は我々の経済には影響を与えない」とも付け加えた。  テスラとHertzは双方ともコメントには応じなかった。  HertzのCEOであるMark Fieldsは先週、注文に含まれるのは多くがモデル3だと明らかにしていた。モデル3の価格が44,000ドルから始まると考えれば、注文全体の価値は約44億ドルとなる。

    アップルがiPhone 13の生産を優先しiPadを後回しにする

     アップルはiPadの生産量を減らすことを決めた。日経アジアが明らかにした。世界的なサプライチェーンの停滞を受け、iPhone 13の販売に支障が出ないようにリソースとコンポーネントを優先的に割り当てることにした。  だがiPadの需要はパンデミックにより増加している。昨年は6.7%増の5,320万台のデバイスが販売され、世界のタブレット市場の3分の1を占めた。  iPhone 13シリーズはiPad miniと共通のチップセットのA15 Bionicが搭載されている。今回の減産により四半期のiPadの収益に影響が出る可能性をアップルは認識しているようだ。  アナリストはアップルの決定にさほど驚いていない。iPhoneが優先されるのは当然だとCounterpoint Researchの技術アナリストBrady Wangは話す。アップルのスマートフォン販売数は年間2億台以上であり、アップルのエコシステムの中心軸となっている象徴的な製品だからだ。

    アップルのHomePod miniが5色展開で購入可能に

     HomePod miniは印象的なサウンドを提供しながら、iPhoneとシームレスに連携し、Siriのインテリジェンスも備えている。スマートホームの基盤となるだろう。  HomePod miniは白とスペースグレーに加えてオレンジ、黄色、青の大胆な新色を展開させた。あらゆるスペースで個性的なスタイルを表現するためだ。価格はわずか99ドルとなる。  3.3インチの高さのHomePod miniは、小さなサイズのスピーカーで予想外に大きなサウンドを提供するための革新的な機能を搭載している。計算されたオーディオにより豊かで詳細な音響体験を提供し、あらゆる角度から素晴らしいサウンドを実現する360度オーディオで部屋を充実させる。  複数のHome Podスピーカーを使用すれば、ユーザーは家中で同じ音楽を再生したり、ステレオペアを作成して没入感を体験することができる。Apple Musicともシームレスに連携する。  iPhone 13 ProはHomePod miniと相互作用する。何が再生されているかを確認したり、パーソナライズされた音楽リストを提案したり、iPhoneが近くにあると自動で音楽を再生したりもできる。

    SpaceXのハロウィーン打ち上げが天候により延期される

     SpaceXはハロウィーンの日曜日に4人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに打ち上げる予定だったが、NASAとの協議の結果大西洋の気象条件が思わしくなかったことから今週水曜に延期されたようだ。  NASAの報道官は打ち上げが11月3日水曜日の午前1:10ETになったとツイッターで発表した。ケネディ宇宙センターで行なわれる予定だ。  今回打ち上げられる宇宙飛行士は軌道に入り、既に働いている7人のメンバーと合流して科学ミッションに従事することになる。SpaceXにとって4番目の有人ミッションであり、民間宇宙飛行全体では5番目だ。  SpaceXが今回使うドラゴン宇宙船は合計30回の打ち上げに使われ、最大7人の乗員を運ぶことができる。そのまま宇宙ステーションにまで到達できる最初の民間宇宙船となっている。