Amazonの記事一覧

    アマゾンが中国深圳企業の340店舗を規則違反で閉鎖

     深圳のYoukeshu Technologyが運営する340店舗がアマゾンで閉鎖された。同社のeコマース全体の30%にも及ぶ割合だ。South China Morning Postが報道した。  アマゾンは違反に関する取り締まりを強化している。深圳に上場している親会社のTiza Information Industry Corpが今週明らかにしたところによると、アマゾンの規則に違反したとの通知を受け340店舗が閉鎖された。  Tizaによると、Youkeshuの資金のうち1億3,000万元(2,080ドル)が凍結されていて、今年上半期の売上高は40~60%減少すると推定される。「権利侵害とレビュー操作に対するルールが厳しくなっている」と同社は述べた。  アマゾンは知的財産のリスクや顧客からの苦情を受け、製品の販売を停止したり資金を凍結する可能性がある。YoukeshuはeBay、Wish、AliExpressなど他のサイトでも店舗を運営しているが、戦略的なプラットフォームの集中化により昨年Amazon.comに絞り込んだばかりだった。  Youkeshuは2008年からEコマースに携わっていて、電子機器やおもちゃ、アウトドア用品など様々な商品を販売している。深圳のDAKテクノロジーが運営するガジェットベンダーのChoetechが製品リストから姿を消したのと同じタイミングで発生したようだ。  具体的な権利侵害やレビューの不正など、どういった行為が問題視されたかは明らかになっていない。中国企業はAmazon.co.jpでも度々問題になっていただけに、こうした取り締まりが進むのはある意味必然と言えるかもしれない。✒

    米国防総省がマイクロソフトとの契約をキャンセルする

     マイクロソフトとアマゾンが関与し法廷闘争の中心となっていた100億ドルのJEDIクラウドコンピューティング契約は、米国防総省によりキャンセルされた。Cnetが報道した。  マイクロソフトは2019年にクラウドコンピューティング契約を獲得していたが、米国防総省は「要件の進化、クラウドの会話性の向上、業界の進歩によりその契約がニーズを満たさなくなった」と述べた。  米国防総省の最高情報責任者を務めるJogn Shermanは「JEDIはニーズが異なる時期に契約された。私達は伝統的な物と非伝統的な物の両方で優位に立つべきだ」と話している。  クラウドコンピューティングの契約は10年間で最大100億ドルの価値があると予想されていたが、アマゾンはトランプ前大統領が米国防総省の意思決定に干渉し、その結果マイクロソフトに契約が渡ることになったと主張した。その後2019年11月に訴訟を起こした。  米国防総省は、JEDIの代わりとなる新しいクラウドシステムを計画しているという。マイクロソフトやアマゾンだけでなく、グーグルやオラクル、IBMなどの企業が候補となっているようだ。アマゾンのAWS広報担当者は「我々の国の軍隊を支援し、最高の技術にアクセスできるようにするというコミットメントを強力に推進したい」と述べた。  10年間で100億ドルもの売上をもたらす契約が白紙になったが、新たな別の契約を検討しているということでそこまでショッキングな報道でもなかった。再度受注を獲得できれば、改めて技術力の高さが示されることになるかもしれない。✒

    アマゾンがAlexaの子供向け読書支援機能を発表する

     Alexaの子供向け読書支援機能のReading Sidekickが発表された。これで不在の場合にも子供に教育をすることができる。Gizmodoが報道した。  アマゾンは今や子供を含む家族全員を顧客にしようとしている。スマートディスプレイやFireタブレットでゲームや宿題の手助けをしてくれる。今回は発表されたReading Sidekickは「読書をもっと楽しくする」というコンセプトを元に設計されたという。  これは文章の読解と発音の支援が必要な6~9歳に向けた機能で、物理的な本とデジタルブックの両方で使えるようになるそうだ。Amazon Primeなしで月額5ドル、アクティブなサブスクリプションでは3ドルかかる。開始時には700冊以上の本が用意されていて、Hair Like Mineのような最近の本からChica Chica Boom Boomのような長年親しまれた本まで含まれるようだ。  子供が"Alexa,...

    アマゾンのジェフベゾスが支援するGeneral Fusionが核融合プラントを建造中

     核融合企業のGeneral Fusionは英国にデモ施設を建設中だ。アマゾンのジェフベゾス氏が10年以上に渡って投資してきた企業だ。2025年までに稼働する予定だという。Business Insiderが報道した。  General Fusionと英国原子力公社(UKAEA)は共同でプロジェクトを発表した。オックスフォード近郊のCulham村に核融合実証プラントを建設するという。General Fusionが商用施設を建設する前に、この施設で磁化標的核融合(MTF)技術を実証できるようになる。2022年に着工し、開業まで約3年かかる見込みだ。  「General Fusionによる新しいプラントは、英国で核融合産業を開発する計画を大きく後押しする。Culhamがこうした最先端の変革プロジェクトの本拠地となることに興奮している」と英国の科学相Amanda Sollowayは述べた。  核融合は実験的なエネルギー源であり、原発による核分裂とは異なる。核分裂は原子の分裂を伴うが、核融合は2つの原子が衝突して1つの重い原子を生成する。理論的には核分裂よりもはるかに多くの電力を生成し、放射性副産物がはるかに少ないことから、商業的にも可用性の高い核融合が強く求められている。  核融合エネルギーの開発は日本や中国などでも進められていて、水素融合とも呼ばれているようだ。原発に代わる新しいエネルギー源として世界が注目している。どの企業が最初に実用化させ普及させるかが焦点とも言える。✒

    アマゾンが倉庫の作業負担を軽減させるロボット群を発表

     アマゾンの倉庫の従業員は、もうすぐErnieとBertという名前の"新しい同僚"を迎えることになるかもしれない。Gizmodoが報道した。  彼らはアマゾンのフルフィルメントセンターでカート、パッケージ、アイテムを移動するためのテストを実施している。他の従業員の仕事をより安全にすることが目標であり、2025年までに記録可能なインシデント率を50%削減するための取り組みだ。5月に始まったばかりだ。  アマゾンは日曜に合計4台のロボットをテストしていると述べた。そして、それらはすべて可愛い名前を持っている。彼らは恐ろしい労働条件を緩和させるために設計された。  Ernieは倉庫のモバイルシェルフから商品を取得するロボットだ。他の従業員は手を伸ばしたり、腰を下ろしたりする必要がない。アマゾンは従業員からの事例フィードバックと共に、イノベーション研究所からErnieのパフォーマンスに関するデータを収集している。  Bertはアマゾン独自の安全性、知覚、およびナビゲーション技術を使用して、施設を単独で巡回するように設計された同社初の自律移動ロボットの1つだ。他の従業員はBertに倉庫のフロアを横切って商品を運ぶように依頼できる。さらに負担を軽減させるために、より大きくて重い商品を移動できるようになるかもしれない。  ScooterとKermitは、カートを輸送するために特別に開発された2つのAI搭載ロボットだ。自動誘導カートとして知られるこれらのタイプのロボットは、空のパッケージコンテナをフルフィルメントセンター内で移動させる仕事を担う可能性がある。  アマゾンによれば、従業員は彼らのおかげで批判的な思考スキルを使う他の仕事に集中できる。つまり従業員は履歴書に別の新しい仕事内容を書くことができる。  アマゾンは、今年中に少なくとも1つの施設にScooterを配備する予定だと述べた。地面にある磁気テープとタグのストライプ状の模様を読み取り進路や速度を決めるKermitは、さらに開発を続けるつもりのようだ。現在いくつかの米国の拠点でテストされていて、北米だけで今年中に12以上の場所で導入するという。  「ロボット工学と高度なテクノロジーが顧客の革新だけでなく、施設の安全性を高めるという点で果たす役割は、私達のチームにとって大きなモチベーションだ」  アマゾンの倉庫では効率化が進んでいるが、一方で事故が多く発生していることも有名だ。ロボットの導入がもたらすメリットは想像以上に大きいものと思われる。✒

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    テスラが中国のGanfengとリチウムバッテリー供給契約を結ぶ

     Ganfeng Lithium Coはテスラと契約を結び、2022年から24年まで水酸化リチウムバッテリー製品を供給すると月曜に明らかになった。  Ganfengは詳細を開示しなかったものの、実際の数量と価格についてテスラからの発注書に言及した。この契約はテスラとの長期的で安定した協力を強化するために有益であるとも述べた。

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     アップルはiPadの生産量を減らすことを決めた。日経アジアが明らかにした。世界的なサプライチェーンの停滞を受け、iPhone 13の販売に支障が出ないようにリソースとコンポーネントを優先的に割り当てることにした。  だがiPadの需要はパンデミックにより増加している。昨年は6.7%増の5,320万台のデバイスが販売され、世界のタブレット市場の3分の1を占めた。  iPhone 13シリーズはiPad miniと共通のチップセットのA15 Bionicが搭載されている。今回の減産により四半期のiPadの収益に影響が出る可能性をアップルは認識しているようだ。  アナリストはアップルの決定にさほど驚いていない。iPhoneが優先されるのは当然だとCounterpoint Researchの技術アナリストBrady Wangは話す。アップルのスマートフォン販売数は年間2億台以上であり、アップルのエコシステムの中心軸となっている象徴的な製品だからだ。

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     HomePod miniは印象的なサウンドを提供しながら、iPhoneとシームレスに連携し、Siriのインテリジェンスも備えている。スマートホームの基盤となるだろう。  HomePod miniは白とスペースグレーに加えてオレンジ、黄色、青の大胆な新色を展開させた。あらゆるスペースで個性的なスタイルを表現するためだ。価格はわずか99ドルとなる。  3.3インチの高さのHomePod miniは、小さなサイズのスピーカーで予想外に大きなサウンドを提供するための革新的な機能を搭載している。計算されたオーディオにより豊かで詳細な音響体験を提供し、あらゆる角度から素晴らしいサウンドを実現する360度オーディオで部屋を充実させる。  複数のHome Podスピーカーを使用すれば、ユーザーは家中で同じ音楽を再生したり、ステレオペアを作成して没入感を体験することができる。Apple Musicともシームレスに連携する。  iPhone 13 ProはHomePod miniと相互作用する。何が再生されているかを確認したり、パーソナライズされた音楽リストを提案したり、iPhoneが近くにあると自動で音楽を再生したりもできる。

    SpaceXのハロウィーン打ち上げが天候により延期される

     SpaceXはハロウィーンの日曜日に4人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに打ち上げる予定だったが、NASAとの協議の結果大西洋の気象条件が思わしくなかったことから今週水曜に延期されたようだ。  NASAの報道官は打ち上げが11月3日水曜日の午前1:10ETになったとツイッターで発表した。ケネディ宇宙センターで行なわれる予定だ。  今回打ち上げられる宇宙飛行士は軌道に入り、既に働いている7人のメンバーと合流して科学ミッションに従事することになる。SpaceXにとって4番目の有人ミッションであり、民間宇宙飛行全体では5番目だ。  SpaceXが今回使うドラゴン宇宙船は合計30回の打ち上げに使われ、最大7人の乗員を運ぶことができる。そのまま宇宙ステーションにまで到達できる最初の民間宇宙船となっている。