河南省当局は、鄭州の壊滅的な洪水に先立ち豪雨に備えていたが、別の日に別の都市を襲うとの予報を出していた。大外れとなってしまい甚大な被害を出すことになった。South China Morning Postが報道した。
河南省気象局の副局長であるSu Aifangは水曜日に、州政府は先週の木曜日に荒天によるリスクについて警告を受けていたと述べた。しかし、天気予報官はJiaozuo(焦作)という別の都市に向かうとの間違った予測を出した。
人口1,200万人の省都鄭州を含む地域の影響は小さいとされていた。火曜日の朝に当局が国家最高レベルの赤警告を出した時には既に遅かった。ほとんどの住民は仕事に出かけてしまっていたからだ。
わずか1時間で200mm以上の雨が降り、中国でこれまで記録された中で最大の降雨量となった。地下鉄の乗客が何百人も閉じ込められたままとなった。
天気予報の責任としたい向きがあるのかもしれないが、都市の排水機能が適切だったかどうかも調べる必要がある。地下鉄が水路になるようでは欠陥と言わざるを得ないだろう。✒