香港税関が最近大規模なマネーロンダリングシンジケートを解散させたが、これは仮想通貨の詐欺師が増加している証拠であり当局は常に警戒すべきだとSouth China Morning Postは社説で述べた。
香港税関は、仮想通貨を利用押して12億香港ドル(1億5,500万ドル)以上の違法な資金を処理した香港シンジケートを閉鎖した。マネーロンダリングされたお金の多くはシンガポールに行き着いたという。シンジケートの首謀者とメンバーが逮捕された。
仮想通貨は中国にとってリスクが高いとされている。”地方自治体”はこの事件に注意を払い、他の法執行機関や規制当局との協力を強化する必要がある。米国など西側諸国との地政学的緊張が高まっている現在、それは火を見るよりも明らかだという。
実際に2020年2月から今年5月まで、マネーロンダリングのシンジケートはシェル会社を使用して仮想通貨テザーを取引するためのウォレットを開設し、1億1,300万ドルもの資金を洗浄した。
中国本土は仮想通貨のマイニングを取り締まったばかりか、資産としての保有を含めて全面的に使用を制限している。それは香港も同じで、当局はテクノロジーによって可視化された高度な犯罪に特に注意すべきと同社は付け加えた。
香港当局が中国の手足となって動いているような印象を受けたし、実際にそれをSouth China Morning Postは促しているように感じられた。国際的な資金洗浄という犯罪を契機に、国家安全法というさらに大きな陰謀の全体像が浮き彫りになった形だ。✒