中国の若者の間でビットコインやその他の仮想通貨への投機がますます人気を博し、家を買うことになりそうだ。中国では仮想通貨取引が違法とされているにも関わらず、人々はインターネットを利用してハイリスクな仮想通貨を売買している。高い見返りが得られる可能性もある。South China Morning Postが報道した。
深圳の独立系オンラインビジネスプロデューサーのWendy Liと写真家兼動画エディターのHenry Yiは、この数カ月間の仮想通貨市場の浮き沈みと共にある。
中国のミレニアル世代とジェネレーションZの成人メンバーの間で、友人やオンラインのインフルエンサーからのアドバイスによって急速に広がりつつある。仮想通貨は歴史的に多くの乱高下を経験してきたにも関わらず。
「私達の友人、同僚、ルームメイトの多くが仮想通貨に投資してきた。その魅力は非常に高い」
20代や30代のこれらの若い中国人は、米国や日本の同年代の人々の論理に従い仮想通貨への投機を進める。階級の壁を打ち破り、アッパーミドルクラスに自分自身を押し上げる最後のいい機会だと考えている。
何百万人もの人々がテクノロジー、金融、インターネットの分野で働く深圳に住む人々は、グローバリゼーションの概念と新興の仮想通貨に熱心になっている。急騰する市場価値とオピニオンリーダーは、彼らの夢の原動力となっている。
経済学者や独立系アナリストによれば、中国では情報の自由や為替取引、海外での金融投資に対する制限や抑圧が多い。中国の若い投資家は、他の国の投資家に比べてより多くのリスクを取る傾向があると言われる。
今月初めに中国のWeiboで行われた仮想通貨投資の調査では、29,000人の回答者のうち44.8%が投資をしたと回答している。Weiboではビットコインを検索するだけで、117億回以上閲覧された何十万もの投稿が表示される。中国当局はここ数週間で投資規制の政策を実施したが、多くの若者の熱意は冷めず毎日ソーシャルメディアで取引の情報を共有し続けている。
中国人の投機熱の背景は、他国と比べて制限された金融取引にあったようだ。中国人が自由な金融サービスを謳歌できる場所、それが仮想通貨取引所なのかもしれない。✒
