アップルは”敵対的”なScreen Timeのレポートよりも、効果的にiPhoneの仕様を抑制するための便利な機能を提供するようだ。Gizmodoが報道した。
iOS 14が外観を完全に制御できる視覚的なオーバーホールであったとすれば、iOS 15はiPhoneの動作までもを完全に制御できるロジスティックなオーバーホールだ。iPhoneの使用方法が完全に変わるだろうとされている。
我々の多くは電話に圧倒されている。絶え間ない音やアラート、赤いバッジは他の重要なことから目をそらさせてしまうかもしれない。それによりiPhoneで費やす時間に人々が不満を持っていることをアップルは知っている。
iOS 15ベータ版は現在インストール可能で、新しい機能を使ってiPhoneの使用時間を削減したい人にとっては向いている。フォーカスや通知の概要といったあらゆる部分をカスタマイズできることは、間違いなく喜びに繋がるだろう。まだベータ版であることから、普段使っている大事なデバイスにインストールをしないことをお勧めする、とGizmodoは述べる。
新しいiOSでは通知機能を細かく設定可能だ。例えば時間ごとに通知を受け取る機能がそれだ。午前7時15分、午後12時、午後5時45分といった形で定期的に通知のサマリーを受信できる。通知の優先度も設定できる。例えばニュース速報とSlackのアプリは優先したいが、PostmatesやUber Eatsのアプリはすぐに必要としないといった場合だ。例え魅力的な割引コードがあったとしても、だ。
特定のアプリ通知のみを許可するフォーカス機能も追加される。例えば”仕事”フォーカスプロファイルはSlack、Gmail、Airtableなど一部のアプリのみを通知し、特定のグループからのメッセージのみを許可する。それ以外の人達がもしメッセージを送ろうとしても”I’m busy”という自動返答があるだけだ。”休暇”プロファイルも作れる。これは逆に仕事用のSlackやGmailなどのアプリからの通知をオフにするものだ。もし通知があれば、休暇中だろうと絶対に確認してしまうからだ。
仕事中にプライベートな通知が入り、集中力が阻害されてしまうケースは後を絶たない。逆に休暇中に思わぬ緊急メールを受け取って、その場で仕事を開始するような場合もある。iPhoneを”嫌いにならない”ようにするアップルの新たなアプローチと言えそうだ。✒
