カナダの弁護士がHSBCの文書は無関係であり、証拠として許可してはならないと述べた。その文書は身柄引き渡しの審理とは関係なく、CFOのMeng自身の問題であるとしている。South China Morning Postが報道した。
カナダ司法省の最高弁護士であるRobert Fraterは、そのHSBCの文書が信頼できるかどうかさえ問題ではないと述べた。この文書は選択的な事件記録であり、誤解を招く上に訴訟とは無関係だという。
「引き渡し審理への関連性が問題だ」とFraterはAccociate Chief Justice Heather Holmesに語った。証拠の許容性について厳格なテストがあった。代替の推論が引き出される可能性がある、というだけでは十分ではないと彼は述べる。
2013年に香港の喫茶店でHSBCの銀行家に詐欺的なプレゼンテーションを実施した、というのが米国の訴訟の根拠となっている。ファーウェイとその関連会社であるSkycom、Canicula間の繋がりを知っていたのはジュニア銀行のスタッフだけであり、上級管理職とは認識が異なるという電子メールが存在するようだ。一方ファーウェイ側は上級管理職もイランとの関わりについて知っていたことから、詐欺ではないと主張している。
カナダ政府から送り込まれた弁護士の見解は、引き渡し審理に関係のない証拠を持ち込むべきではないというものだった。つまりファーウェイCFOの無罪を証明するものにはなり得ないということだ。審理の進行が待たれる。✒
