中国の人民解放軍にとってUFOは正体不明であり、AIはそれを追いかけるために最適な方法である。中国の研究者は全国での目撃報告が増加していることを確認したが、宇宙人の可能性は低いとみている。
米国防総省が今月下旬にUFOに関する報告書を準備している中、中国の軍事研究者はAIを利用して未知の物体を追跡および分析している。武漢を拠点とする空軍早期警戒アカデミーのChen Li研究員によれば、近年中国全国の幅広い情報源からの目撃情報が急激に増えているという。
Chen氏によると、AIの利点の1つは既成観念に囚われず考えられることだ。多くのデータセットに散らばる情報の断片から人間の目には見えない繋がりを見つけ出せる。
米軍は最近、海軍のパイロットが撮影したいくつかの漏洩ビデオ映像の信憑性について確認した。現在の技術や物理法則では説明できない方法で動いているように見える。米議会からこれらの目撃情報について要請され、部分的に公開されるのが米国防総省の報告書だ。
UFOは宇宙からの知的生命体に関係しているかどうか以上に、他の国の軍隊による侵入である可能性が高いことから、あらゆる面でデリケートな問題となっている。
中国人民解放軍はUFOを敵対国の侵略だと判断しているようだ。だが現在の物理法則で動かない機体を普通の国の軍が保有しているとは考えにくく、その正体を安易に推測することはできない。
Source: South China Morning Post
https://www.scmp.com/news/china/science/article/3136078/china-military-uses-ai-track-rapidly-increasing-ufos
