アフガン大使は中国のタリバンとの接触を歓迎しつつ、中国に対して2つの問題解決の方法を提案した。South China Morning Postが報道した。
アフガニスタンのJavid Ahmad Qaem大使はSouth China Morning Postのインタビューの中で、タリバンの暴力を止めるために中国がすべき2つの方法について提案した。
「1つは、彼らの統治方法を受け入れないと明言すること。もう1つは、タリバンがパキスタンからの支援を受けている事実を明らかにして、パキスタンに説得を要請することだ」
米国、中国、パキスタン、ロシアからの使節が木曜日にカタールで多国間協議を実施した。和平プロセスの加速と都市への攻撃の即時停止を呼びかけ、軍によって樹立される政府は認めない立場を明らかにした。
Qaemは「中国がタリバンを支持しているとは思わない」とも述べた。
「我々は中国が調停のための中立的な立場を維持していると信じる。中国政府にとっての最善策はアフガニスタン政府だ」
一方中国政府はタリバンに対し、新疆ウイグル自治区での中国の攻撃を非難した東トルキスタンイスラム運動(ETIM)との関係を断ち切るように要請した。タリバンは「アフガンの領土は他国の安全を脅かすために使われることはない」と話した。
アフガニスタンでのタリバン侵攻は米国のミスのように報道されがちだが、中国にとっても触れてほしくない部分であることが明るみになった形だ。中国政府がタリバンに圧力をかけるかどうかが注目される。✒