深圳の公式調査員によれば、中国深圳のSEGプラザの揺れの原因は建物上部の2つの長いマストだった。South China Morning Postが報道した。
木曜日の朝に発表された内容によれば、建物自体は安全であるものの修復作業には1カ月以上かかるという。これには建物上部の長いアンテナの取り外しや過去20年に蓄積した損傷の修復などが含まれる。
2カ月間の検査の結果、屋上のアンテナが共振を引き起こし建物の動的特性を変化させていたことが分かった。このアンテナを取り除くことで、SEGプラザの高さは350mから292mへと縮小することになる。深圳で5番目に高いビルだったが、この取り外しで10番目未満になるようだ。
深圳市福田区の報道官は、影響を受けたテナントに対して一時的なスペースを提供すると述べた。「必要な作業が完了すれば、テナントはすぐに戻ることができる」と付け加えた。
アンテナの影響により20年以上も共振を続けていたならば、建物の根幹がひどく損傷しているものと思われる。1カ月程度の修復だけで本当に危険は排除されたと言えるのか。中国当局の言葉を信頼することは難しいと言える。✒
