SpaceXは火曜日に、外部顧客向けに85個の衛星と3個のStarlink衛星を軌道に乗せて打ち上げ、同社専用のライドシェアミッションの2回目の打ち上げに成功した。TechCrunchが報道した。
Transporter-2ミッションは最初のライドシェアミッションの143個よりも少なかったものの、全体としては最も大きい質量を宇宙に届けた。Transporterの発売は、同社のライドシェアビジネスモデルの一部だ。
2019年に発表されたこれらのミッションは、ロケットの積載量を複数の顧客に分割することでコストを削減する。多くは費用面でハードルが高い中小企業のためのものだ。SpaceXにはそれを運用するだけの収入がある。
ファルコン9ロケットは、東部標準時の午後3時31分頃にフロリダ州のケープカナベラルから離陸した。2021年で20回目のファルコン9の打ち上げだった。
このミッションには約10の顧客が含まれている。14の顧客に代わって36個の小型衛星を打ち上げるSpacefight Incや、Sherpa LTEと呼ばれる電気推進機などを扱うサービスプロバイダーなどだ。宇宙インテリジェンス企業であるUmbraとLoft Orbitalのライドシェア衛星であるYAM-2とYAM-3の最初の打ち上げも含まれる。
ライドシェアミッションというビジネスモデルは非常に優れているように見える。衛星を打ち上げたいが資金力のない顧客、という潜在的なニーズを引き出した。その顧客がさらに小口の顧客を集める…という点から考えれば、少し資金力のある中小企業や個人でも衛星が打ち上げられるようになるかもしれない。✒