検索の巨人グーグルは、地域ごとに給与を決定すると述べている。サンフランシスコのような物価が高い都市を離れる場合、給与は減少する可能性がある。Cnetが報道した。
グーグルは従業員がオフィス変更をリクエストしたり、完全にリモートワーカーになることを申請するツールを公開した。新しい場所への異動をリクエストした場合、その報酬は地域のレートに合わせて調整されるという。
サンフランシスコやニューヨークで働く多くの従業員にとって、他地域への異動は給与の減少を意味する可能性がある。Work Location Toolと呼ばれる新しいソフトウェアでは、場所に応じた給与の変化に関する見積もりを表示する。
「私達の新しいハイブリッド職場では、多くの従業員がどこに住みどう働くかを考えている」とグーグルの広報担当者は説明した。減額に関する方針や、ボーナスなどへの影響については特に回答しなかった。
多くの企業がすでに1年以上リモートワークを続けていることから、その後にオフィスへ従業員を戻す場合の柔軟性が重要だ。Redditなど一部企業では、すでにサンフランシスコやニューヨークといった高い都市から異動した場合でも給与を変更しないと発表している。
給与の減少幅にもよるが、それだけに留まらないようならば多くの人が大都市での勤務継続を希望するように思える。生活費が比較的安い遠くの場所から本社に通勤する人はそれなりに多いはずだ。グーグルとしてはシリコンバレーの企業文化を守りたいのかもしれない✒
