Huawei独自のHarmonyOSは、米国の制裁リストに追加されてGoogleのコアチップセットやAndroid開発者サービスへのアクセスを禁じられてから2年後に発表された。Mate 40などの主力機種は、水曜日からHarmonyOSにアップグレードされる可能性がある。
HarmonyOSはAndroidやiOSに取って代わるものではない、とHuaweiは述べる。ハードウェアや家電メーカーをエコシステムに参加させ、現在では500,000人以上の開発者がアプリケーションを構築している。スマートフォン製造企業のMeizuなど一部の中国ハイテク企業がHuaweiの呼びかけに応えている。
Huaweiによれば、HarmonyOSが搭載されたすべてのデバイスでシームレスに情報を連携させることができるという。例えばスマートフォンで遊んでいたゲームの続きをタブレットでできるし、スマートウォッチから収集した健康データを元に”スマート豆乳ブレンダー”で最適なドリンクを作ってくれる。食材の購入はしてくれないようだ。
HarmonyOSがインストールされていないデバイスでも、プラグインをインストールすれば通信が可能になるという。Windows搭載のノートPCから写真をスマートフォンに直接保存できる。もっとも、この程度ならばiOSやiCloudでも容易に実現できるが。
Androidに不満を持っている開発者の乗り換えを促せるかどうかだが、Huaweiが彼らのニーズを掴めるかどうかは分かっていない。オープンソース市場における開発者の不足という新たな壁に直面しつつある印象を受けた。
Source: TechCrunch
https://techcrunch.com/2021/06/02/huawei-officially-launches-android-alternative-harmonyos-for-smartphones/
