米証券取引委員会(SEC)の規制当局は、イーロンマスクCEOが薄氷の上を歩むようなツイートを繰り返していることについてテスラに2度の警告を送った。マスク氏は2018年の和解合意に違反していると弁護士により警告されている。
特に精査されているツイートは、2020年5月に「テスラの株価は高すぎる」と書かれたものだ。マスク氏がツイートを公開してから20分後、テスラの株価は760ドルから722ドルまで急落した。2019年7月に年末までに毎週1,000のソーラールーフを製造し、生産ラインを急速に増やすと書かれた別のツイートも合意違反とされている。
テスラの弁護士は双方のツイートを適切に精査しなかった、とSECは述べている。
マスク氏は2018年にテスラ買収の可能性について「資金が確保された」とツイートしたが、この時点では資金は確保されていなかった。マスク氏は証券詐欺で起訴されたが、法廷外で2,000万ドルを支払い会長職を放棄することとツイートや声明を精査してもらうことに同意した。
マスク氏は近年規制当局に対して公然と敵対的な姿勢を見せている。最近ではビットコインの価格は高すぎると突然言い始めたり、テスラがビットコインを売却したとの噂に対して6文字の単語で肯定ともとれるような返信をした。後日「テスラはビットコインを売却していない」と釈明する羽目になった。
Source: Gizmodo
https://gizmodo.com/elon-musk-is-indeed-pissing-the-sec-off-with-his-tweets-1847012767
