アップルはハイエンドGPUオプションでMac Proを更新し、グラフィックスとコンピューティングを多用するアプリの進歩を約束する。Engadgetが報道した。
Mac Proに搭載されるAMDのRadeon Pro W6800X、W6800 DuoおよびW6900Xカードは、Vega IIよりもワット当たりのパフォーマンスが50%向上しているとされる。関連アプリの大幅な速度向上に繋がる。
アップルによると、Octane Xレンダリングアプリでは最大84%のパフォーマンス向上が期待できる。Cinema 4DとDa Vinci Resolveの場合はそれぞれ26%、23%の向上だ。3つのThunderboltポート、2つのHDMIコネクタ、4つのGPUポートが搭載されている。
ただし価格は高い。W6800Xを内蔵したMac Proは2,400ドルの追加料金となる。W6800X Duoの場合は4,600ドル、W6900Xは5,600ドルかかる。W6900Xを2つ搭載することも可能で、その場合はオプションだけで11,600ドルもする。
2021年の新しいアップデートはGPU面のみとなるものの、現時点でMac OSとしては最高のスペックになるようだ。これだけの追加料金を投じてまで、ハイスペックなマシンを入手する必要があるグラフィックデザイナーが存在するのかは分からない。✒
