何世代も前の古いKindleを所有している場合、重要な機能であるインターネットアクセスが不可能になる恐れがあるようだ。Gizmodoが報道した。
多くの通信事業者が4Gおよび5Gのカバー範囲拡大に注力するために、古い2Gおよび3Gのネットワークをシャットダウンあるいは解体し始めているという。今年後半にも起こる可能性がある。
最も大きな影響を受けるデバイスは第1世代と第2世代のKindle、第2世代のKindle DXだ。これらの端末にはWi-Fi接続のサポートがないことから、通信が止まれば新しい本をダウンロードできなくなる。ただし既にダウンロードしてある作品は閲覧できる。
第3世代から第8世代のKindleも同様の影響を受けるものの、Wi-Fiに対応していることから引き続き使用可能だ。
アマゾンは新しいKindle PaperwhiteあるいはKindle Oasisの購入に向けて、古い端末の所有者向けに最低でも50ドルの割引と15ドルのeBookクレジットを提供する。これらのオファーは8月15日に期限切れになるとのことで、すぐに行動すべきだとGizmodoは強調する。
対象となるのは米国の顧客のみだが、もし第1世代のKindleだけを10年以上使用していた場合には第10世代のKindle Oasisが無料で入手できるようだ。第1世代と第2世代を両方使用した場合は、70ドルの割引+25ドルのeBookクレジットのみになってしまう。アカウント情報からどの端末を使用したかがすぐ分かるからこそのサービスと言える。✒
