中国文学のオンライン出版でテンセントは優位性を得ているが、独占禁止法の問題が引き起こされようとしている。South China Morning Postが報道した。
Ji Xuexinは2017年に歴史小説やファンタジーの物語をオンラインで公開した。2億2,900万人ものアクティブユーザーがいるテンセントのプラットフォームではなく、半分未満のもっと小さいプラットフォームでだ。
「中国文学を巡る競争が激しすぎる」とJiは語る。別のプラットフォームが正しい選択だとも付け加えた。
中国のアリババは独占禁止法の調査を受けて、4月に記録的な28億ドルの罰金を科された。オンデマンド配信サービスプロバイダーの美団も同様の問題に直面している。テンセントは今のところ軽度の罰金だけで済んでいるようだが、時間の問題と言える。
中国では大企業による寡占状態が進んでいるようだ。13億人のうち起業のチャンスが巡ってくるのは一握りでも多いほどだと思われる。均一化された価値観に染まり、多様性を失っていることが最大の問題だろう。✒
