プーケットはワクチン接種をした観光客のための場所として地位を確立させている。プーケットの収入の大部分は観光業に関連しており、タイ政府が国境を厳しく制限した際に大部分が失われることになった。豪州のABC Newsが報道した。
タイ最大の島プーケットは明日7月1日に開放されるが、ワクチン接種済みでリスクが低から中程度の国からの観光客のみが許可される。タイは現在、COVID-19の第3の波を経験している。
プーケットから入国する観光客は14日間の検疫を実施する必要はないが、14日間島を離れることができない。プーケットは現在人口の75%にワクチンを接種している。タイの1日の感染者数は4,000人を超えていることから、他の地域からプーケットに訪問することに関しては厳しい規制がある。
東南アジアの国々は、インバウンド観光産業の復活のためにプーケットサンドボックスとして知られるプログラムに期待を寄せている。
観光客は島に到着する少なくとも14日前に完全にワクチン接種することが必要とされる。入国証明書を申請し、出発前72時間以内にCOVID-19の検査で陰性となり、公共の場ではマスクを着用し、132,000ドル相当の旅行保険に加入し、プーケット滞在中に3回検査を受け、スマートフォンのアプリをダウンロードする必要がある。
壮大な実験の前夜となった。タイの観光事業者はビジネスが戻ってくるのを楽しみにしている。タイ国内の感染状況が落ち着かない中での見切り発車的な面が否めないが、それだけプーケットの経済再開が切実な問題となっているのだろう。✒
