プーケットのサンドボックススキームで訪問していたタイ国内からの観光客は、フライトのキャンセルにより厳しい移動制限に直面している。The Straits Timesが報道した。
バンコクとプーケットの国内便が2週間の”休暇”に入ったことは、一部の観光客にとって大きな問題となっている。サンドボックス計画の下でプーケットに入り、その後バンコクの年老いた両親の家を訪問する予定だったタイ国民は2日間の陸上移動を余儀なくされることになった。
「プーケットで立ち往生するのではないかと心配したが、すぐに選択肢を検討することにした」と50代のパートタイム翻訳者は述べた。変化に対して精神的に備える必要があると付け加えた。
タイではここ数週間でCOVID-19の症例が急増している。プーケットでは比較的抑えられていたものの、先週金曜日には18人の症例が報告された。サンドボックスが始まって以来最大の数だ。
先週初めにプーケットはすべてのパブ、バー、娯楽施設を閉鎖した。またショッピングモールの営業時間や一部企業の操業、大規模なパーティーなどを厳格に規制している。
タイ国内の移動が不自由になってしまったのは、プーケット以外のタイ各地への移動を計画していた観光客にとっても現地業者にとっても打撃となる。7月1日に始まってからまだ1カ月も経たないうちに新規感染者数も急増し、早くも計画に暗雲が垂れ込め始めている。✒