中国政府は、米国や英国、豪州、カナダなどの国々による難民や移民の権利侵害について懸念を抱いていると述べた。移民に関する国連のセッションは、地政学的な戦いの場を提供することになる。South China Morning Postが報道した。
中国は国連人権理事会で米国、英国、豪州、カナダとの激しい応酬を繰り広げている。水曜日は地政学的緊張の高まりが公聴会に波及した3日目であった。
中国側は「これらの国々では貧しい状態の拘置所に移民を長期間交流し、食糧や水、医療、その他基本的なサービスを欠かして多数の犠牲をもたらした」と話した。
豪州と米国は、過去2年間中国との激しい争いに終始してきた。最大100万人のウイグル人が抑留されている疑いのある中国政府の拘置所に批判的だった。中国はこれらの非難を否定している。
中国から批判された国々のすべてが、火曜日にカナダが評議会に提出した「新疆ウイグル自治区の人権状況に対する深刻な懸念」を表明した声明の署名国に含まれていた。国連人権高等弁務官のMichelle Bacheletは、年末までに新疆を訪問することを望んでいると述べた。
米欧諸国も同様の問題を抱えている、というのが中国側の主張の根幹のようだ。だが国連の査察を拒否し続けている限り、中国の主張が世界に受け入れられることはなさそうだ。✒
