アップルカーが開発されると長い間噂されてきたが、残念ながらその道のりは困難を極めるものとなりそうだ。自動車開発部門の複数のマネージャーがここ数カ月で相次ぎ会社を去り、波乱を巻き起こしているのが理由だ。
Bloombergによれば、テスラの元エンジニアであるDoug Fieldはアップルカーの開発監督部門に引き続き留まるが、12人未満で構成されるプロジェクト中核のチームはすでに3回もの大規模な離職に苦しめられた。今年だけでだ。アップルから離れた中にはMRIシステム開発起業のCEOになったり、自動運転車のスタートアップのCTO(最高技術責任者)になった者もいる。
多くの予測では、アップルカーは早くても2024年頃まで準備できないとされている。2014年にプロジェクトが開始された当初は、アップルの目標はテスラに匹敵する自動車を製造することだった。ところが2016年には単なる自動運転システムの開発に限定されてしまった。最近は再び自動運転の電気自動車製造に方針転換したようだが、それには確立された技術を持つ自動車企業との協業が必須だ。
自動車はスマートフォンと異なり高い安全性が要求される。アップルのブランドイメージを棄損するほどなら、二流三流の自動車メーカーと組むのは適切な選択肢とは言えない。製造下請けのフォックスコンへの処遇の悪さも仇になり、アップルと組みたいと思う自動車メーカーはなかなか現れないだろう。
Source: Gizmodo
https://gizmodo.com/apple-car-development-hits-bumpy-road-following-the-dep-1847016186
