ファーウェイの最新フラッグシップスマートフォンは、米国の制裁のおかげで5G機能をサポートできなかったようだ。South China Morning Postが報道した。
ファーウェイの消費者ビジネスグループのCEOであるRichard Yu Chengdongは木曜のイベントで、同社の最新スマートフォンのP50およびP50 Proは5Gをサポートしないと述べた。
「過去2年間の米国の制裁により、5Gのスマートフォンの開発が制限されてきた」とYuは付け加えた。
Qualcomm Snapdragon 888 4Gチップを搭載したP50は、9月から中国で4,488元(695ドル)で購入できる。256GBと512GBのストレージを搭載したP50 Proは、自社設計の5nm Kirin 9000 5Gチップを搭載しているようだが、機能としては使えないことになるようだ。
P50はファーウェイで初めてGoogle Androidではなく自社のHarmonyOS2を搭載するスマートフォンになる。6月以来4,000万人がアップデートしたという。
米国の制裁が一定の効果を上げていると証明された形だ。だが5Gのチップ自体は搭載しているということで、自社開発そのものは進めているようだ。油断ならない企業と言える。✒