米国には様々な技術的および経済的な利点が存在するが、中国は数字以外には何もない。訓練や装備の問題も重くのしかかっている。South China Morning Postが報道した。
米国との緊張が高まる中で、中国は人民解放軍を2027年までに近代的な部隊へと変える計画を進めている。ある米国の上級司令官は中国を「次の10年間の脅威」だと呼び、台湾への支援を強化している。
軍事費では米国の圧勝だ。ストックホルム国際平和研究所が発表したデータによれば、米国は世界最大の軍事支出国であり世界全体の39%を占める。昨年の予算は7,780億ドルだった。しかし中国も今年防衛資金を6.8%増やすと発表したことから、米国も追随しなければいけないとアナリストが警告した。
地上部隊も米国が勝っている。中国の人民解放軍は91万人の部隊を保有していて米軍の2倍存在するが、デジタル技術への移行に際して訓練が追い付いていないという。戦車の数も5,800両であり、6,333両の米軍には及ばない。
空軍力も米国の足元にも及ばない。米国は13,000機の軍用機を保有しているが、中国はわずか2,500機にすぎない。海軍力も相手にならない。
中国が米国に勝るのは兵員の数とミサイルの数だけだ。だが質的な部分や訓練、兵站などにおいて中国は米国に大きく劣っている。ロシアとの軍事協力がなければあっという間に立ち行かなくなるであろう。✒
