民間人の宇宙飛行士だけで構成されたSpaceX Inspiration 4ミッションが無事に完了し、フロリダ沖に着水した。Reutersが報道した。
「第2宇宙時代へようこそ」とInspiration 4ベンチャーのミッションディレクターTodd Leif Ericsonは記者団に電話会議で語った。
3日間のミッションは、ResilienceとよばれるSpaceXクルーカプセルが海にパラシュートで降下して無事に終了した。1時間以内に4人の笑顔の乗組員が1人ずつハッチから出てきた。
衛星軌道から成層圏に突入する際、摩擦熱によりカプセルの外側は1,900℃まで上昇したという。特別な換気システムを備えた宇宙飛行士の飛行服は、キャビン内部が熱くなった場合にも涼しく保つように設計されている。
最初のパラシュートが展開した時、ロサンゼルス郊外のSpaceXフライトコントロールセンターから拍手が聞こえた。カプセルの降下速度が徐々に遅くなり、着水した際にまた歓声が上がった。
2,000℃にも達するカプセルの内部は相当高い温度になっただろうが、それでも無傷で生還できるというのはすごい。SpaceXが新たな宇宙開発時代を切り開くかもしれない。✒