アップルはオフィスに従業員を戻すことに関して他のハイテク巨人よりも積極的だったが、米国でCOVID-19症例が増加していることを受けそのタイミングを遅らせるようだ。Gizmodoが報道した。
Bloombergが話を聞いた情報筋によれば、アップルは地域の感染率と健康制限の変化に対応するために、10月かそれ以降にオフィスへの復帰を延期することにした。これまでは9月から少なくとも週に3日間のオフィス勤務再開を計画していた。
COVID-19の波がロサンゼルスのような一部地域でマスク義務を復活させたことが、オフィスへの復帰を停止せざるを得なくなった主な理由だという。
オフィス勤務を再開させるかは各社で対応が異なる。フェイスブックは自宅で仕事を続けるか、半分だけオフィスに来るかを従業員に選ばせている。グーグルに至っては従業員が好きなだけリモートワークを続けることができると決定した。
ニューヨークの金融業とは異なり従業員のリモートワークに元々寛容なGAFAMだが、それに加えカリフォルニアでのCOVID-19の広がりも無視できなくなっている。オフィスへの復帰は来年以降になるかもしれない。✒