先週グーグルの最初の実店舗がニューヨークのChelsea地区にオープンした。実店舗はすでにアップル、マイクロソフト、アマゾンなどの同業他社が存在するが、これらはすべてマンハッタンに存在している。TechCrunchが報道した。
グーグルの大規模かつ高価なWest Sideでの不動産投資で、5,000m2の販売スペースが確保されている。この場所は以前は郵便局とスターバックスが入居していたが、リース期限が来たことにより敷地を空けることになった。
グーグルストアでは体験をしやすいように設計されていて、自社製だけでなくサードパーティ製もあるようだ。Pixelスマートフォン、Home、Stadia、Wear OS、Fitbitデバイスなどを入手できる。
「過去数年間、ポップアップを実際に使用して、グーグルで独自に提供できる物に対する顧客の期待を理解した」とVPのJason Rosenthalは述べた。2016年から2019年に学んだことを取り入れたという。
パンデミックの制限によりプレビューはバーチャルだったものの、当日には一般公開されることになった。ニューヨーク市が求める標準的な安全対策を実施する。数週間のパイロットの結果であり、50人ほどのスタッフがペースを調整し、最後の仕上げを行なった。これに先立ちグーグルはマウンテンビューの格納庫スペースで実物大の店舗モックアップを作成した。
17フィートの窓に並ぶ製品スクリーンとジオラマに加えて、同社は店をサンドボックスで埋めた。インテリアショップで見られるものと同じように、効果的に展示することができる。Stadiaをプレイするためのゲームエリアや、様々なHome、Nest製品をテストするための防音スポットもある。
アップルストアのように、顧客が壊れたPixelを持ち込んで修理してもらうことも可能だ。現場で修理できる数は増えていて、画面の破損などであれば当日中に完了するという。
グーグルの製品は多種多様な上、実際に手に取って試す機会がなく何があるのかを知らない人も多い。パンデミックでオンラインの生活に疲れた人が多いからこそ、逆に実店舗が必要とされているのかもしれない。✒