ビルゲイツ氏とウォーレンバフェット氏の企業は、最初の先進的な原子炉の建設地として米国のワイオミング州を選んだ。ワイオミング州知事は、このプロジェクトにより何百もの雇用が生まれると述べた。
ビルゲイツ氏の先進的な原子炉会社Terra Powerとバフェット氏の電力会社PacifiCorpがプレスリリースを発表し、原子炉が稼働すれば400,000軒の家庭に十分な電力を供給できると明らかにした。
ナトリウムを使う最新の原子炉は、既存の風力や太陽エネルギーを補える炭素フリーの発電法であり、従来の原子炉よりも環境に優しいと考えられている。世界原子力協会によると、先進的な原子炉は通常よりも建設が容易で燃料効率が高く、より安価で安全な設計になっている。
新型原子炉はピーク需要時に500メガワットの電力を生成でき、2021年末には実証プラントの正確な場所を発表すると両社は述べた。「私達は、ナトリウムがエネルギー業界のゲームチェンジャーになると考えている」とゲイツ氏は語った。
ビルゲイツ氏とウォーレンバフェット氏という異色の組み合わせであるが、両方とも電力ビジネスをすでに手掛けていたというのが興味深い。単なる企業家や投資家の域を越えて、積極的に世界のスタンダードを支配していこうとする姿勢が感じられる。環境にいい原発が建設できるならば、確かにゲームチェンジャーと言える。
Source: Business Insider
https://www.businessinsider.com/bill-gates-warren-buffett-nuclear-reactor-wyoming-terrapower-pacificorp-2021-6