Alexaの子供向け読書支援機能のReading Sidekickが発表された。これで不在の場合にも子供に教育をすることができる。Gizmodoが報道した。
アマゾンは今や子供を含む家族全員を顧客にしようとしている。スマートディスプレイやFireタブレットでゲームや宿題の手助けをしてくれる。今回は発表されたReading Sidekickは「読書をもっと楽しくする」というコンセプトを元に設計されたという。
これは文章の読解と発音の支援が必要な6~9歳に向けた機能で、物理的な本とデジタルブックの両方で使えるようになるそうだ。Amazon Primeなしで月額5ドル、アクティブなサブスクリプションでは3ドルかかる。開始時には700冊以上の本が用意されていて、Hair Like Mineのような最近の本からChica Chica Boom Boomのような長年親しまれた本まで含まれるようだ。
子供が”Alexa, let’s read”と声をかけると、アシスタントは子供に本のタイトルを言うように返答する。Alexaに対して読み進める量や順番を指定できる。子供が本を読み始めると、Alexaはそれに応答しながら次に進むための助けを提供する。全て読み終えると、”Amazing job!”という励ましの言葉をかけてくれる。Alexaは子供が調子よく発音できているような場合には”Woo hoo!”というかけ声も出してくれるようだ。
Reading Sidekick機能は正直楽しそうに聞こえる。自分が子供の頃寂しい思いをした人は、みんな利用したいと思うかもしれない。AIアシスタントは子供を楽しませ続けるための優れた仕掛けとなりそうだ。
保護者は最大4人の子供用に個別の音声プロファイルを選択可能だ。音声サンプルを確認させ、アクセントや単語の違いを理解できるようになる。Amazon Kids Plus購読者であればこの機能を利用できる。子供向けのAlexa Voice Profilesは7月2日までに公開されるという。
子供1人1人の細かな発音の違いを聞き分け、異なったプロファイルを読み込んでくれるならば非常に使い勝手がいいと言える。料金も手ごろで、Alexaを保有する家庭は検討する価値があると言える。✒
