新しいiMacはここ10年以上で最初の主要なデザイン全面改修で、革新的なM1チップは期待を裏切らないものだった。だがMacBook AirやiPad Proよりも印象的ではなく、多くのユーザーはMacBookを購入した方がいいかもしれない。
スティーブジョブズはかつてアップルのコンピューティングカテゴリをデスクトップとポータブルマシンに分け、さらにそれぞれをプロとコンシューマーに分けて合計4つのセグメントに分割した。近年その境界線を曖昧にしてきたが、ProでないiMacシリーズはカジュアルユーザーの消費者向けデスクトップに収まっている。
この新しいモデルは、より洗練されたデザインや新しい塗装、業界を揺るがすM1チップにも関わらずさほど違いはない。2021年になっても、ジョブズの4つのセグメントのうちの1つに綺麗に収まるのは理にかなっているだろうか?
アップルは、赤や青にピンクなど新しいパステルカラーも搭載した。白との2トーンの組み合わせで、マウスやケーブル、トラックパッドなどの付属品はすべて同じ色だ。iMacの基本モデルには4つのUSB-Cポートがあり、2つのThunderboltがある。
iMacは最新のM1チップを搭載しているため、パフォーマンスは優れている。だがM1は統合されたGPUを使用しているために、ディスクリートGPUを備えたハイエンドコンピューターには匹敵しない。またM1のiMacは16GBのRAMや2TBのストレージで構成することができないが、どちらの数値も映像編集のプロにとっては低すぎるのが問題だ。
オフィスワークからテレワークへと移行する中で、自宅のリビングに置いてもさほど違和感を感じないような外観に進化させたように見える。これまでiMacを使ったことがないような層にも訴えかけていくものと思われる。
Source: South China Morning Post
https://www.scmp.com/lifestyle/gadgets/article/3136301/apple-imac-2021-review-m1-chip-super-fast-115mm-width-impressive
