アップルとDolby、そしてVimeoが協力して高解像度の動画をアップロードできるようになるようだ。Gizmodoが報道した。
iPhone 12でDolby Vision HDRのビデオ録画が可能になったものの、共有できるオプションは限られていた。だが9月からVimeoにアップロードできるようになったという。Dolby Visionの動画は明るさや色の精度、微細さが向上するものの、今のところiPhoneユーザーにとってはiPhone 12が唯一このフォーマットをサポートするデバイスになるようだ。
一部のユーザーはせっかくの高解像度の動画をSNSにアップすると、途端に画質が落ちることに気付いていた。ほとんどの場合真のDolby VisionはNetflixやVuduなど主要プラットフォームに限定された状態だ。
iMovieやFinal CutProで編集されたDolby Visionの動画も同様にVimeoにアップロードできるようだ。VimeoのアプリをダウンロードすればiOSフォトアプリに直接統合されるという。
気がかりなのは、閲覧する側にもVimeoアプリが必要になるのではないかという点だ。iPhone 12に切り替えていない人もまだまだ多く、高解像度の動画を多くの人と楽しむにはあと数世代はかかりそうな印象だ。✒