ここ最近テスラ株が急騰している。1週間で10%近く急上昇し、4月以来の最高の週に向けてペースを上げた。その理由は主に4つあるという。Barron’sが報道した。
1つ目は、電気自動車全体の株価上昇だ。中国の電気自動車メーカーのNIOなど、他の企業の株価も急騰している。テスラは6月初旬に下落したものの、その後は一転上昇し続けている。
2つ目は、出荷台数に関する楽観主義だ。テスラは今月末の出荷に向けてペースを上げている。WedbushのアナリストDan Ivesは2021年の出荷台数を90万台を見込んでいる。ウォール街も約825,000万台と見通している。2020年の出荷台数は50万台だった。
3つ目は、ホワイトハウスの”緑の波”だ。バイデン政権はインフラ法案の一部に電気自動車の購入インセンティブとインフラの充電を含めることを望んでいるという。
4つ目は、CEOイーロンマスク氏の存在だ。完全自動運転(FSD)ソフトウェアとサブスクリプションの価格設定について1週間以内に展開されるとツイートした。ソフトウェアプロバイダーのような形で収益を実現できる可能性があるという。
テスラの次の目標は第2四半期の出荷台数と決算で、7月に発表される。株高における最も明確な根拠は3つ目のインフラ法案だろう。この法案は長いこと待ち望まれていたものだ。予想を上回る販売台数の増加にも期待が集まる。✒
