Electrekの記事一覧
China
テスラは頭金0%で自動車を購入するためのリースの仕組みを導入する
テスラが頭金なしで自動車を購入できる新しい仕組みを中国で導入した。週末にオンラインコンフィギュレーターを更新し、オンラインで車両を購入する際の新しいオプションを追加した。
テスラは現在現金、ローンに加えテスラファイナンシャルリースという選択肢を用意している。一定の頭金を支払った後、毎月の分割払いが行なわれて使用権を取得できる。
顧客は0から50%の頭金を支払い、期間は12カ月から60カ月を選択できる。これによりモデル3スタンダードレンジプラスを月額737ドル程度でリースできるようになった。
テスラCFOのZach Kirkhornは最新の決算発表で、EVメーカーの目標は価格を下げることであると強調した。生産コストを削減するだけでなく、購入資金の調達方法も重要だという意味だ。
Pick Up
テスラは2022年に130万台を生産販売する
Wedbushの新しい分析によれば、テスラは2022年に生産台数が130万台に達するとされている。Elektrekが報道した。
自動車業界は現在のサプライチェーンの問題に頭を悩ませている。テスラも今年の生産台数が100万台を割り込む可能性があると言われていた。何とかチップ不足を乗り越えることができたものの、テキサスとベルリンのギガファクトリーは年末まで再開しないことが明らかになっている。
だがWedbush SecuritiesのアナリストDan Ivesは、テスラの今年の生産台数は90万台に到達し、2022年には130万台に成長するだろうと予想している。
アナリストのメモによれば、これはテスラが主導する今後数十年間の自動車産業を変えるEV変革の始まりに過ぎない。現在自動車全体の3%を占めるにとどまるが、2025年までに10%に達する。競争はさらに激しくなりテスラが大きな利益を得るという。
Webbushはテスラの株価目標に関しても強気だ。1,000ドルに達するとしている。
今年の生産台数がやや落ち込み、来年に大きく成長するということであれば株価も一旦下がるかもしれない。130万台の生産台数達成は決して楽観的な予測ではないと思われる。✒
Tech
テスラモデルYが「ムーステスト」に合格する
テスラモデルYがムーステストと呼ばれる回避操作テストに合格し、SUVとしての敏捷性を示した。Electrekが報道した。
ムーステスト(Moose test)は、特定の車両が大きなムースのように車線上の障害物を回避できるかどうかを確かめるテストだ。電気自動車は低重心の設計となることから、これらのテストで非常に優れたパフォーマンスを発揮する。
今回のムーステストはスペインの自動車雑誌km77が実施した。4年前にはテスラモデルX、2年前にはモデル3を同じようにテストしている。
https://www.youtube.com/embed/gczso5OoM88
km77によれば、最初の反応やスピード、運転のしやすさなどを考えるとテスラモデルYは最高の車の1つに数えられるという。チームメンバーの1人は、時速82kmで走行した際カラーコーンに一切触れることなく通過することができた。
モデルYは実際にはSUVではないと主張する人もいる。モデル3やフォードFocusなどのセダンタイプに匹敵する俊敏性を持つという。
動画を見れば分かるように、ムースのように柔らかな動きをしつつ上手にカラーコーンを避けられた。他の車種の動画とも比較すると性能の高さがより理解できるかもしれない。✒
Pick Up
テスラが2023年にハンドルのない電気自動車を発表する
テスラCEOのイーロンマスク氏は、2023年に出る電気自動車にはハンドルさえもないかもしれないと示唆した。Electrekが報道した。
テスラは完全な自律型である25,000ドルの電気自動車を製造する、とイーロンマスク氏は昨年のTesla Battery Dayで述べた。
テスラの新しいバッテリーセル製造の取り組みによりコストを50%以上削減し、この価格目標を達成することができるという。正式名称ではないが「テスラモデル2」と呼ばれている。
イーロンマスク氏は昨夜開催された全体会議で、従業員に「ハンドルとペダルは必要なのか」と問いかけたという。ただしテスラは2019年にハンドルとペダルがない自動車の画像を発表していて、2年以内に製造が可能と話していた。
2019年から数えれば4年以内にということになるが、目標が多少遅れる程度で実現化できるならば素晴らしいことだ。工場がある中国の動向にも左右されると考えられる。✒
Tech
テスラの自動駐車機能が大幅にパワーアップする
テスラはオートパイロットを強化する新しいテスラビジョンシステムで自動駐車機能を更新した。Electrekが報道した。
テスラにも競合他社と同様にオートパークと呼ばれる自律駐車機能が搭載されている。これまでは両側に車両がある場合しか使用できないのが欠点だったが、最近レーダーセンサーを取り外しカメラのみで動かすようにしたことで改善できたという。
テスラユーザーのGreenは早速新機能を試すことにした。見ての通り、両側に車両がなくてもオートパーク機能を使い駐車することができた。
https://twitter.com/greentheonly/status/1425196411386306561
https://twitter.com/greentheonly/status/1425261076262887424
対応するのは今のところテスラSのみとなるが、他の車種にも広げていくつもりだという。
両側に車がないなら駐車を自動運転に頼る必要もなさそうだが、そうは言っても完璧に線に沿って停めてくれるなら負担が大きく減るのは確実だ。駐車時の思わぬ事故を防ぐという観点も重要だ。✒
Popular
テスラが中国のGanfengとリチウムバッテリー供給契約を結ぶ
Ganfeng Lithium Coはテスラと契約を結び、2022年から24年まで水酸化リチウムバッテリー製品を供給すると月曜に明らかになった。
Ganfengは詳細を開示しなかったものの、実際の数量と価格についてテスラからの発注書に言及した。この契約はテスラとの長期的で安定した協力を強化するために有益であるとも述べた。
テスラはまだHertzとの契約書に署名していないとイーロンマスク氏が明らかに
レンタカー企業のHertzが大規模な取引について発表してから1週間が経過したが、テスラCEOのイーロンマスク氏はまだ契約を結んでいないと表明した。これによりテスラ(TSLA)の株価や5%急落して1,146ドルになった。
マスク氏は月曜遅くに「Hertzに基づいた情報だとすれば、まだ契約が結ばれていないことを強調したい」とツイートし慎重な姿勢を見せた。
ただし「Hertzとの取引は我々の経済には影響を与えない」とも付け加えた。
テスラとHertzは双方ともコメントには応じなかった。
HertzのCEOであるMark Fieldsは先週、注文に含まれるのは多くがモデル3だと明らかにしていた。モデル3の価格が44,000ドルから始まると考えれば、注文全体の価値は約44億ドルとなる。
アップルがiPhone 13の生産を優先しiPadを後回しにする
アップルはiPadの生産量を減らすことを決めた。日経アジアが明らかにした。世界的なサプライチェーンの停滞を受け、iPhone 13の販売に支障が出ないようにリソースとコンポーネントを優先的に割り当てることにした。
だがiPadの需要はパンデミックにより増加している。昨年は6.7%増の5,320万台のデバイスが販売され、世界のタブレット市場の3分の1を占めた。
iPhone 13シリーズはiPad miniと共通のチップセットのA15 Bionicが搭載されている。今回の減産により四半期のiPadの収益に影響が出る可能性をアップルは認識しているようだ。
アナリストはアップルの決定にさほど驚いていない。iPhoneが優先されるのは当然だとCounterpoint Researchの技術アナリストBrady Wangは話す。アップルのスマートフォン販売数は年間2億台以上であり、アップルのエコシステムの中心軸となっている象徴的な製品だからだ。
アップルのHomePod miniが5色展開で購入可能に
HomePod miniは印象的なサウンドを提供しながら、iPhoneとシームレスに連携し、Siriのインテリジェンスも備えている。スマートホームの基盤となるだろう。
HomePod miniは白とスペースグレーに加えてオレンジ、黄色、青の大胆な新色を展開させた。あらゆるスペースで個性的なスタイルを表現するためだ。価格はわずか99ドルとなる。
3.3インチの高さのHomePod miniは、小さなサイズのスピーカーで予想外に大きなサウンドを提供するための革新的な機能を搭載している。計算されたオーディオにより豊かで詳細な音響体験を提供し、あらゆる角度から素晴らしいサウンドを実現する360度オーディオで部屋を充実させる。
複数のHome Podスピーカーを使用すれば、ユーザーは家中で同じ音楽を再生したり、ステレオペアを作成して没入感を体験することができる。Apple Musicともシームレスに連携する。
iPhone 13 ProはHomePod miniと相互作用する。何が再生されているかを確認したり、パーソナライズされた音楽リストを提案したり、iPhoneが近くにあると自動で音楽を再生したりもできる。
SpaceXのハロウィーン打ち上げが天候により延期される
SpaceXはハロウィーンの日曜日に4人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに打ち上げる予定だったが、NASAとの協議の結果大西洋の気象条件が思わしくなかったことから今週水曜に延期されたようだ。
NASAの報道官は打ち上げが11月3日水曜日の午前1:10ETになったとツイッターで発表した。ケネディ宇宙センターで行なわれる予定だ。
今回打ち上げられる宇宙飛行士は軌道に入り、既に働いている7人のメンバーと合流して科学ミッションに従事することになる。SpaceXにとって4番目の有人ミッションであり、民間宇宙飛行全体では5番目だ。
SpaceXが今回使うドラゴン宇宙船は合計30回の打ち上げに使われ、最大7人の乗員を運ぶことができる。そのまま宇宙ステーションにまで到達できる最初の民間宇宙船となっている。