世界の風景は日々変化し続け、人々は投資の機会を注意深く探している。彼らは生活の質を意思決定の最前線に置いている。投資プログラムによる居住や市民権、税制上の優遇措置などのメリットを備えた場所も存在する。Sotheby’s Realtyが報道した。
1.ケイマン諸島
西カリブ海に位置するケイマン諸島は、英国海外領土であり超富裕層の購入者にとって魅力的な地域だ。The Global Citizen Conciergeプログラムは、離れた場所に住み働きたいと考えている潜在的な購買者を対象に開始された。
「ケイマンは世界最大の金融センターの1つであり、リモートワークは実現可能だ」とSotherby’s International RealtyのJonathan Sparrowは述べる。「この地域で1人当たりの収入が最も高いケイマン諸島は、カリブ海では珍しい宝石であり最高レベルのライフスタイルと安全性を提供している」
2. バルバドス
西カリブ海では最も東の島で、167平方マイルに及ぶ世界で53番目に裕福な国としてランク付けされている。ウェルカムスタンプビザの発給により、富裕層の投資家からの人気を集めている。長期滞在は3カ月に制限されていたが、新しいビザの視覚がある申請者は最長で12カ月間滞在できる。さらには延長の可能性もある。
「1年中いい天気、太陽、海とビーチ、それに加えてバルバドスには優れた医療システムがあり高級レストランやショッピング施設もある」とSotherby’s International RealtyのセールスマネージャーRae Muffin Stollmeyerは述べる。「バルバドスには投資プログラムはないが、不動産を購入した場合無制限で島にアクセスする権利がある。その後居住権を申請することもできる」
3. バミューダ
カリブ海のすぐ北にある北大西洋で、バミューダは181の島からなる。英国海外領土であり、20世紀のほとんどに渡って世界で最も高いGDPを誇る。ケイマンやバルバドスと同じように、バミューダでもリモートでの作業を検討している超富裕層の購買者を対象としたプログラムを開始した。資格のある申請者は、最長で12カ月間滞在できる。
EIC(Economic Investment Certificate)プログラムでは、不動産や事業投資、慈善団体への寄付などで250万ドルを投資して許可された場合、5年間のEICを発行され、その後RC(Residencial Certificate)を申請することができる。このステータスによりRC保有者、配偶者や扶養家族は無制限でバミューダに居住することができる。
「我々は世界で最も安全な国の1つとしてみなされているだけでなく、米国東海岸の主要都市やカナダ、ロンドンへの直行便がある」とRego Sotherby’s International RealtyのPenny MacIntyreは述べる。
どの国も魅力的な場所で、1年間あるいは無制限で滞在できるとなれば人気を集めるだろう。日本からは遠くなってしまうが、北米や欧州との2拠点生活を実現するには最適の場所と言える。✒