7月 13, 2024

    世界の不動産:ケイマン諸島、バルバドス、バミューダ

    Related

    マレーシアのMM2Hが厳格化され香港人は移住を諦める

     Malaysia My Second Home(MM2H)のビザプログラムの申請者は、以前よりも多くの預金や月収について証明する必要がある。South China Morning Postが報道した。  MM2Hの申請は10月から再開されるが、自国経済への貢献をより大きくするために条件を厳格化したと内務省は述べた。すべての外国人は150万リンギット(354,000ドル)の流動資産があることを証明する必要がある。  それに加えて、少なくとも40,000リンギット(9,400ドル)の月収を得なければならない。以前は10,000リンギットで許可されていた。ビザの有効期間も5年間に半減し、申請先も観光局ではなく入国管理局に変更される。  内務省事務局長のWan Ahmad Dahlanはビザ保有者の上限にまで言及した。マレーシア総人口(3,270万人)の1%に満たないようにするという。  香港の労働者にとっては、MM2Hプログラムの厳格化に加えて政治的混乱も申請を躊躇する理由となる。マレーシアの広々とした家、リラックスした生活スタイル、およびリーズナブルな生活費にも関わらずだ。  「引退するのには最適な場所だと思っていたが、政情不安のために気が変わった」と匿名の香港の専門家は話している。  MM2HビザエージェントのOngは、現在約1,200人の香港パスポート所持者が北西部のペナンに住んでいると推定している。パンデミックが発生する前は手ごろな価格であり、多くの香港人を魅了していた。  「子供達はインターナショナルスクールで勉強するのが好きだ。香港で働く父はマレーシアとの間を往復していて、一緒に休暇を過ごすこともある。彼らは人生を楽しんでいる」とOngは述べた。  Global...

    ニューヨークのリッツカールトンホテルが海外投資家に販売される

     細分化されたペントハウスのオーナーは、年間最大で120泊することが可能だ。インドや香港などの購買層を惹き付けることが期待されている。South China Morning Postが報道した。  カスタムデザインの設備、Mieleの高級電化製品、豪華なバスルームなどのアメニティが備わったリッツカールトンレジデンスを部分的にでも所有できたら、休暇でニューヨークを訪れている最中だけ滞在するのには役立つだろう。  The Ritz-Carlton NoMadは28th StreetとBroadwayに位置する新しいプロジェクトで、176mのタワー最上階にあるペントハウスの2ベッドルームの一部を利用できる。リッツカールトン側がホテルとして使用していない間は、レンタルプログラムの利用者に開放される仕組みだ。  「ミニバーや専用のバスルーム、ワードローブなどを備えたスイートルームだ」とニューヨークのChristie's International Real EstateのエージェントNic...

    タイプーケットのサンドボックス計画が中止になる恐れ

     プーケットのCOVID-19の症例がタイ政府の定めた限界値を超えてしまった。7月27日の週までに、合計125件の感染者を記録したからだ。Bloombergが報道した。  プーケットでの感染者数の増加は、他の観光依存国のモデルとしては最悪の状態に近付きつつある。症例数の合計はプログラムの一時停止を引き起こす可能性が高い。既に公立学校やショッピングモールは閉鎖され、100人以上の集会は禁止されている。  新たな症例の大部分は地元住民であり、観光客ではないとしている。7月1日以来11,800人が検査を受けたが、陽性者は26人だけだったという。  だがまだプーケットモデルを停止させるには早いかもしれない。「島は規制モードに入り活動時間は短くなった。プログラムの中止までにはいくつかの段階がある」とプーケット観光協議会のトップであるTanth Tantipiriyakijは述べた。  当局は観光客への旅行ルート制限などの規制を検討している。追加措置があればその都度決定するという。  観光客の陽性率は非常に低い状態が保たれているものの、それでも定められた閾値に対しては多くの陽性者を出してしまった。構想が万が一すべて破綻に追い込まれれば、世界の観光業は暗いものになるだろう。✒

    タイのプーケットに閉じ込められる観光客が出始める

     プーケットのサンドボックススキームで訪問していたタイ国内からの観光客は、フライトのキャンセルにより厳しい移動制限に直面している。The Straits Timesが報道した。  バンコクとプーケットの国内便が2週間の"休暇"に入ったことは、一部の観光客にとって大きな問題となっている。サンドボックス計画の下でプーケットに入り、その後バンコクの年老いた両親の家を訪問する予定だったタイ国民は2日間の陸上移動を余儀なくされることになった。  「プーケットで立ち往生するのではないかと心配したが、すぐに選択肢を検討することにした」と50代のパートタイム翻訳者は述べた。変化に対して精神的に備える必要があると付け加えた。  タイではここ数週間でCOVID-19の症例が急増している。プーケットでは比較的抑えられていたものの、先週金曜日には18人の症例が報告された。サンドボックスが始まって以来最大の数だ。  先週初めにプーケットはすべてのパブ、バー、娯楽施設を閉鎖した。またショッピングモールの営業時間や一部企業の操業、大規模なパーティーなどを厳格に規制している。  タイ国内の移動が不自由になってしまったのは、プーケット以外のタイ各地への移動を計画していた観光客にとっても現地業者にとっても打撃となる。7月1日に始まってからまだ1カ月も経たないうちに新規感染者数も急増し、早くも計画に暗雲が垂れ込め始めている。✒

    香港の欠陥マンションの失態は十分に調査するべき

     South China Morning Postに寄せられた読者からのレターによれば、香港当局はThe Pavilia Farm IIIの欠陥を十分に調査すべきとのことだ。  香港行政府は、2013年に住宅用不動産条例が施行された時に未完成および完成した不動産の販売における透明性と公平性を高めることを約束した。  不動産の購入者は通常開発者との法廷闘争に持ち込むだけの時間的、金銭的な余裕を持ち合わせていない。何か論争が起きた場合でも、開発者自身が残したオプションを選択することしかできなかった。  今回の新世界発展が共同開発者となったThe Pavilia Farm IIIにおいて、香港の住宅不動産当局が静けさを保っているのは残念だ。安全上の理由からマンションを撤去して再建するのは今回が初めてのことであり、軽視すべきではないとレターは述べる。  該当の物件は現在も販売が続いているとのことだが、確かに大きな欠陥の割には特に処罰もなく補償の内容も企業に任せたままとなっている。香港では中国と同じく消費者や購買者が保護されないといういい悪例になったようだ。✒

     世界の風景は日々変化し続け、人々は投資の機会を注意深く探している。彼らは生活の質を意思決定の最前線に置いている。投資プログラムによる居住や市民権、税制上の優遇措置などのメリットを備えた場所も存在する。Sotheby’s Realtyが報道した。

    1.ケイマン諸島

     西カリブ海に位置するケイマン諸島は、英国海外領土であり超富裕層の購入者にとって魅力的な地域だ。The Global Citizen Conciergeプログラムは、離れた場所に住み働きたいと考えている潜在的な購買者を対象に開始された。

     「ケイマンは世界最大の金融センターの1つであり、リモートワークは実現可能だ」とSotherby’s International RealtyのJonathan Sparrowは述べる。「この地域で1人当たりの収入が最も高いケイマン諸島は、カリブ海では珍しい宝石であり最高レベルのライフスタイルと安全性を提供している」

    2. バルバドス

     西カリブ海では最も東の島で、167平方マイルに及ぶ世界で53番目に裕福な国としてランク付けされている。ウェルカムスタンプビザの発給により、富裕層の投資家からの人気を集めている。長期滞在は3カ月に制限されていたが、新しいビザの視覚がある申請者は最長で12カ月間滞在できる。さらには延長の可能性もある。

     「1年中いい天気、太陽、海とビーチ、それに加えてバルバドスには優れた医療システムがあり高級レストランやショッピング施設もある」とSotherby’s International RealtyのセールスマネージャーRae Muffin Stollmeyerは述べる。「バルバドスには投資プログラムはないが、不動産を購入した場合無制限で島にアクセスする権利がある。その後居住権を申請することもできる」

    3. バミューダ

     カリブ海のすぐ北にある北大西洋で、バミューダは181の島からなる。英国海外領土であり、20世紀のほとんどに渡って世界で最も高いGDPを誇る。ケイマンやバルバドスと同じように、バミューダでもリモートでの作業を検討している超富裕層の購買者を対象としたプログラムを開始した。資格のある申請者は、最長で12カ月間滞在できる。

     EIC(Economic Investment Certificate)プログラムでは、不動産や事業投資、慈善団体への寄付などで250万ドルを投資して許可された場合、5年間のEICを発行され、その後RC(Residencial Certificate)を申請することができる。このステータスによりRC保有者、配偶者や扶養家族は無制限でバミューダに居住することができる。

     「我々は世界で最も安全な国の1つとしてみなされているだけでなく、米国東海岸の主要都市やカナダ、ロンドンへの直行便がある」とRego Sotherby’s International RealtyのPenny MacIntyreは述べる。

     どの国も魅力的な場所で、1年間あるいは無制限で滞在できるとなれば人気を集めるだろう。日本からは遠くなってしまうが、北米や欧州との2拠点生活を実現するには最適の場所と言える。✒