3月 28, 2024

    中国の密輸業者がカナダからBMWを数十台盗む

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    テスラが中国のGanfengとリチウムバッテリー供給契約を結ぶ

     Ganfeng Lithium Coはテスラと契約を結び、2022年から24年まで水酸化リチウムバッテリー製品を供給すると月曜に明らかになった。  Ganfengは詳細を開示しなかったものの、実際の数量と価格についてテスラからの発注書に言及した。この契約はテスラとの長期的で安定した協力を強化するために有益であるとも述べた。

    テスラはまだHertzとの契約書に署名していないとイーロンマスク氏が明らかに

     レンタカー企業のHertzが大規模な取引について発表してから1週間が経過したが、テスラCEOのイーロンマスク氏はまだ契約を結んでいないと表明した。これによりテスラ(TSLA)の株価や5%急落して1,146ドルになった。  マスク氏は月曜遅くに「Hertzに基づいた情報だとすれば、まだ契約が結ばれていないことを強調したい」とツイートし慎重な姿勢を見せた。  ただし「Hertzとの取引は我々の経済には影響を与えない」とも付け加えた。  テスラとHertzは双方ともコメントには応じなかった。  HertzのCEOであるMark Fieldsは先週、注文に含まれるのは多くがモデル3だと明らかにしていた。モデル3の価格が44,000ドルから始まると考えれば、注文全体の価値は約44億ドルとなる。

    アップルがiPhone 13の生産を優先しiPadを後回しにする

     アップルはiPadの生産量を減らすことを決めた。日経アジアが明らかにした。世界的なサプライチェーンの停滞を受け、iPhone 13の販売に支障が出ないようにリソースとコンポーネントを優先的に割り当てることにした。  だがiPadの需要はパンデミックにより増加している。昨年は6.7%増の5,320万台のデバイスが販売され、世界のタブレット市場の3分の1を占めた。  iPhone 13シリーズはiPad miniと共通のチップセットのA15 Bionicが搭載されている。今回の減産により四半期のiPadの収益に影響が出る可能性をアップルは認識しているようだ。  アナリストはアップルの決定にさほど驚いていない。iPhoneが優先されるのは当然だとCounterpoint Researchの技術アナリストBrady Wangは話す。アップルのスマートフォン販売数は年間2億台以上であり、アップルのエコシステムの中心軸となっている象徴的な製品だからだ。

    アップルのHomePod miniが5色展開で購入可能に

     HomePod miniは印象的なサウンドを提供しながら、iPhoneとシームレスに連携し、Siriのインテリジェンスも備えている。スマートホームの基盤となるだろう。  HomePod miniは白とスペースグレーに加えてオレンジ、黄色、青の大胆な新色を展開させた。あらゆるスペースで個性的なスタイルを表現するためだ。価格はわずか99ドルとなる。  3.3インチの高さのHomePod miniは、小さなサイズのスピーカーで予想外に大きなサウンドを提供するための革新的な機能を搭載している。計算されたオーディオにより豊かで詳細な音響体験を提供し、あらゆる角度から素晴らしいサウンドを実現する360度オーディオで部屋を充実させる。  複数のHome Podスピーカーを使用すれば、ユーザーは家中で同じ音楽を再生したり、ステレオペアを作成して没入感を体験することができる。Apple Musicともシームレスに連携する。  iPhone 13 ProはHomePod miniと相互作用する。何が再生されているかを確認したり、パーソナライズされた音楽リストを提案したり、iPhoneが近くにあると自動で音楽を再生したりもできる。

    テスラは頭金0%で自動車を購入するためのリースの仕組みを導入する

     テスラが頭金なしで自動車を購入できる新しい仕組みを中国で導入した。週末にオンラインコンフィギュレーターを更新し、オンラインで車両を購入する際の新しいオプションを追加した。  テスラは現在現金、ローンに加えテスラファイナンシャルリースという選択肢を用意している。一定の頭金を支払った後、毎月の分割払いが行なわれて使用権を取得できる。  顧客は0から50%の頭金を支払い、期間は12カ月から60カ月を選択できる。これによりモデル3スタンダードレンジプラスを月額737ドル程度でリースできるようになった。  テスラCFOのZach Kirkhornは最新の決算発表で、EVメーカーの目標は価格を下げることであると強調した。生産コストを削減するだけでなく、購入資金の調達方法も重要だという意味だ。

     BMWはカナダ全土で中国の密輸業者を追いかけ始めた。その業者は偽の文書や銀行口座を使い車を騙し取ったという。South China Morning Postが報道した。

     4月15日、オンタリオ州で若い男性がBMWディーラーでX7 SUVのリースに署名した。BMWはその翌月に112,000ドルの高級車を引き渡した。だが数日もしないうちにその車ははるか4,000km離れたブリティッシュコロンビア州バンクーバーへと向かっていたという。

     BMWはDaiと呼ばれるバイヤーが最初のリース料を支払わなかった後に、車載GPSを利用して自動車追跡を開始したと述べた。X7の目的地はバンクーバー地域のRichmondにある貨物輸送会社だった。

     ブリティッシュコロンビア州の最高裁判所に提出されたBMWの押収請願書によれば、そのX7が倉庫に駐車されているのを発見したという。しかしその後GPSは停止され、X7のバッテリーも切断されてしまったようだ。

     BMWは車両が海外に送られることを恐れていた。Daiは自動車を輸出しないという明確な約束をしたにも関わらず、12,000ドルの預金以外には何も支払わなかったからだ。

     「私達はそれが1週間前にどこにあったかを知っていて、まだそこにあることを望んでいる」とBMWの弁護士のKim Owen LaBelleは6月3日の公聴会で述べた。

     架空のバイヤーを使用して高級車を中国に輸出する業者の問題は、ブリティッシュコロンビア州政府の2019年の報告書で浮き彫りとなった。関連するモデルの多くは中国でリリースされておらず、中国での販売は禁止されている。

     BMWカナダとカナダ当局は、特定の個人や団体、組織犯罪グループ、資金洗浄組織らがカナダでBMWを購入すると認識している。しかしSouth China Morning Postが取材した結果、それらの密輸業者の手口がより洗練されてきていることが明らかになってきた。

     密輸業者はディーラーを騙すために偽の政府文書、偽の仕事、偽の銀行口座を使用する。BMWは購入者の正体についてよく分からないままのこともあるという。2020年3月の公聴会では、数十台のBMWが行方不明になっているとされていた。顧客の身元を確認できなかったことから、起訴されたケースもゼロとなっている。

     やりたい放題の中国の密輸業者の実態が露わになった形だ。中国で走る高級車のうち、どの程度の割合が正規に購入されたものかを考えると恐ろしくなる。中国経済そのものが幻想で成り立っているのかもしれない。✒